細かいところは気にしなくて、なんでも許せる方向け。
ニノは松潤が好きだ
そんなのずっと前から知ってる
でもそれはメンバーとしてだと思ってた
だってニノは誰にでも親しく接するから
もちろんそれでも少なからず嫉妬はする
でもニノの恋人は自分なのだという優越感に浸っていた
その優越感によっておれはニノが誰かと親しくしていても平気でいられた
自分で思っていたよりおれは脆いのだと気づいたのはつい先程の出来事で
なんとか保っていた平常心は彼の行動一つで大きく乱れた
今は、少し・・・・・・彼のことを嫌いになりたい
そんなことさえ思ってしまうほどおれは酷く動揺し、彼の周りに嫉妬した
どのくらい経っただろうか?
頭は冷えない
重い足取りでトイレの個室からでて手を洗う
楽屋へ戻りたくないがそうもしていられない
きっとそろそろ本番が始まる
本番が始まれば平常心を保った嵐の大野智になれる
ニノまでとはいかなくても案外おれは演技が得意なのかもしれない
そんなことを考えている間に楽屋に着いてしまう
楽屋の中はやけに静かに思えた
大野「・・・・・・」
一瞬ドアを開くのに躊躇したが
勢いよくドアノブを回し扉を開ける
扉が開いた音にいち早く気づいたニノは何故かゲーム機を持ってはいなかった
もしかしたらおれを気にかけて帰ってくるのを大好きなゲームをせず待っていてくれたのかもしれない
そんな都合のいい考えが頭を過ぎる
ニノ「あっ・・・大野さんっ」
ニノは心配そうにおれに駆け寄る
他の三人はおれたちを見守るように何も言わなかった
ニノはおれの目を真っ直ぐに見つめてきた
あまりにも綺麗な瞳におれは吸い込まれそうになる
やめてくれ・・・そんな顔されたら、また自惚れてしまう
おれは瞬間ニノから目を逸らしてしまう
ニノ「っ・・・・・・」
ニノは深く傷ついたような顔をしたように見えた
コンコン
そして、幸か不幸か今の楽屋には似合わないほど軽い音が響いた─────────
続く〜