⚠BLです。大宮付き合っている体です。
細かいところは気にしなくて、なんでも許せる方向け。










ニノが泊まりにどのくらい日が過ぎただろうか



ニノの様子がおかしい。



あれから仕事とかで一緒になることが何度もあった。仕事中は今まで通り絡んでいる


でも、そうじゃない

何か違和感がある。そう、最近ニノは松潤といる時間が長いのだ


つい先日ニノをご飯に誘ったのだがその時も松潤と約束してしまったと断られた


いや、松潤のことは好きだし誰が誰と一緒にいても同じグループなのだから当たり前だ


でも、それ以上に距離が近いのだ


自惚れかもしれないが、その距離はおれだけが知っているものだと思っていた



その嫌な気持ちとともに、昔のライブでの出来事がフラッシュバックする


────────

何年前だったか、野外ライブの時ニノのマイクが故障したことがあった


おれも一応気づいたけど、それよりもいち早く駆けつけマイクを差し出したのが松潤だった


二人で一つのマイクを使い、気持ちが高ぶったのかニノは松潤の頬にキスをした

そのシーンだけがおれの脳裏に焼き付いている


たぶん、その時だった


おれがニノをグループの一員として好きなんじゃないと気づいたのは


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今日も嵐の番組の収録があり、楽屋へ向かう

ゆっくりとした足取りで向かったはずが不思議とすぐに楽屋に着いてしまう


大野「・・・・・・」

ドアを開くのに躊躇しながら色々考えたが、結局心は晴れないままドアノブを握りしめた


ガチャッ


楽屋に入るともうおれ以外のメンバーが揃っていた


大野「おはよう」

櫻井「大野くん、おはよう」
相葉「リーダー!おはよっ」
松潤「おはよう」


みんなは一斉にこちらを見て挨拶をしてくれた

ただ一人を除いては


ニノ「・・・・・・」


ニノはおれが入ってきたことに気づかないくらいゲームに熱中していた


ちょっと前のおれだったらあまり気にしないで『ニノ挨拶はー?』くらい冗談で言えたのだが今のおれはたったそれだけのことですら不安に思えてしまう


大野「・・・ニノ・・・・・・」


おれはニノの近くに寄ると静かに彼の名前を呼んだ


ニノ「あっ、大野さん!おはよう」


彼はハッとしたようにゲームから顔を上げおれを見るとふにゃっと笑った


大野「うん、おはよ」


おれは彼の笑顔に少し安心すると隣に腰を下ろす

ニノは一度ゲームを手放すと大きく伸びをした

ニノ「んーーっ・・・」



松潤「あ、そういえばニノ膝大丈夫?」


え・・・?


ニノ「えっ、ちょっと潤くん!それみんなの前で言わないでって言ったじゃん!」


ニノは慌てた様子で松潤に駆け寄る


相葉「え、ニノなんかあったの?」

松潤「あぁ、なんかこの前・・・」

ニノ「わぁぁぁああっ!!」

松潤が喋るのを遮るようにニノは大きい声を上げる

櫻井「え?なになに?気になるなぁ」

そこへ翔くんが悪ノリしてくる

松潤「いいじゃん、可愛かったよ笑」

松潤は揶揄うように笑っている

ニノ「そーゆー問題じゃないじゃんっ」


ニノは耳まで真っ赤にして松潤に訴えていた


まるでおれが知らない彼がいるようで妙に腹が立った


ニノ「言わないって約束でしょっ」



約束・・・?おれにも言えないの?


おれはどんどん混乱する頭を整理するように楽屋を出ていこうとする


大野「・・・ごめん、ちょっとトイレ」


ニノはおれの様子に少し戸惑っていたようだった

ニノ「あっ、大野さんっ・・・?」


それでもおれはニノを振り返ることなく楽屋を後にした




ぐちゃぐちゃした頭の中で彼の顔だけがずっと消えない



ねぇ、ニノ

ニノの瞳に映っているのは誰?

ニノが好きなのは誰?


ニノが愛してるのは─────






大野「・・・・・・ニノは誰でもいいの?」



トイレにたどり着くとおれは個室に入り扉を背にもたれかかった


知りたくなかった


自分が自惚れていたこと


知りたくなかった


ニノと松潤の間には入ることのできない特別な何かがあること


知りたくなかった


自分がこんなにも嫉妬深いなんて







知りたくなかった────────










続く〜