文字と音と絵本と | ”女神セラピー”自分、人、地球を癒すセラピー/千鶴・女神養成塾

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女神養成塾☆千鶴
鎌倉在住

 
以前何かで読んだのですが
文章は字面ではなくて音が大事と
村上春樹さんが仰っていました。
でも、それを読んだ時は「へえ」としか感じなかった。
内容の方が断然大事だし、って思っていたから。
 
 
昨日、小1の孫の音読の宿題を手伝ったんです。
一年生になってはじめて渡される国語の教科書。
ひらがながいっぱいで字も大きい。
一生懸命、音読するのを聞いていたら
自分が小1の頃のことを思い出しました。
 
 
私はいわゆる「本の虫」なので
本を読まない日はないのですが、
よく考えると最初は教科書から始まっていました。
国語の教科書が大好きで
何の意味もないのにずっと眺めてたし
 
 
新学期になると真っ先に国語の教科書を開いて
後の方のページをめくって
いつ頃このページを読めるようになるのかな、
早く授業でやってくれないかな、
なんてお気に入りの文章を見つけては考えていました。
 
 
教科書の文章はこちらでした。
 
 
はなのみち

くまさんが、ふくろを みつけました。
”おや、なにかな。いっぱい はいって いる。”

くまさんが、ともだちの りすさんに ききに いきました。

くまさんが、ふくろを あけました。
なにもありません。
”しまった。あなが あいて いた。”

あたたかい かぜが ふきはじめました。
ながい、ながい、はなのいっぽんみちが できました。
 
 
可愛いイラストが載っているので
読みやすくて情景がよくわかるのですが
それよりも「音」としての日本語が
ひらがなだけだとよくわかるなあと感心しました。
 
 
”おや、なにかな。いっぱい はいって いる。”
 
 
ここだけ読んでも
躍動感があるというか、リズムが感じられます。
文字って音なんだなって、やっぱり春樹さんすごい。
子供って内容よりもそっちを大事にしているから楽しんだろうな。
バイブレーションを素直に受け取っている。
 
 
私は高校生になると
いわゆる文学書よりも図書館の絵本を読み漁っていたのですが
今思うと
内容よりももっと「音」に惹かれて読んでいたのだろうな。
 
 
 
 
 
とっても大事なことに気づいた気がします。
 
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