精油は

花や葉、樹脂、種子、実など

さまざまな部位から抽出されます

 

 

たとえば

レモンやオレンジなどの柑橘系の精油

その植物の果皮から

 

 

ローズやカモマイルなどのフローラル系の精油

その植物の花から

 

ティートゥリーやユーカリなどは

その植物の葉から

 

 

抽出部位は

その精油の特徴や効果効能に密接に関わるため

 

その精油の抽出部位はどこなのか?

 

ということはアロマテラピーを行う上で大変重要になります

 

ところで

抽出部位が「全草」という精油があります

 

この「全草」とはどういう部分なのか?

 

「草」というだけに「葉?」とも想像しますが

「葉」は「葉」となるわけで…よく考えると

「はて?」となります

 

実は

この「全草」とは植物のすべての部位

ということになります

 

つまり「葉」だけ、というわけではなく

花や葉、茎などいろいろな部位の香りが混ざり合っているため

香りは

何層にも重なり合っているかのような

奥行や広さを感じる精油が多く

 

また様々な部位が含まれているため

芳香成分も幅広く様々な薬理作用が期待できます

 

たとえば抽出部位が「全草(根以外)」なのは

レモングラス

ペパーミント

パルマローザ

レモンバーム

ベルガモットミント

シトロネラ・ジャワ

シトロネラ

アルベンシスミント

など

 

  

(レモングラス=左と、ベルガモットミント)

 

JAA認定アロマコーディネーター講座などでは

これらは全て「花と葉」として括られていますが

 

厳密にいえば

「花と茎葉」のほかに

前述したような「全草」という抽出部位で分けられる精油も

あります

 

ちなみに

ラベンダーの抽出部位は「花穂(かすい)」です

 

 

なお精油は

油胞、油道、油室、腺毛といった特別な細胞で産生されます

たとえば

ペパーミントやラベンダーなどのシソ科の植物では

葉や花の表面に油胞があるため

花や葉を触っただけでも香りが漂いますし

 

オレンジやレモンなどのミカン科の植物では

その果皮にあるので

皮をむくなどで油胞が潰れると一面に香りがしますが

 

ローレルやパインなど樹木系の葉などは

葉を折らないと香りはしません

 

抽出部位は

このような精油成分が貯蔵されている部分や組織により

また

季節や成長の過程によっても

精油成分の量は増減するため

 

最適な部位を

最適な時期で採油するそうです

 

このような背景を知ると

ますます

精油一滴がいかに貴重であるかということを

改めて感じます

 

 

 

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