森林浴には最適な季節になりました
今頃の自然は一番緑が映えて生き生きと感じますが
年明けからの世界的な新型コロナウィルス感染拡大は
あらゆる角度から様々なことを考えるきっかけをもたらし
そこから見えてくることを思うと
自然を感じられる近場でも
今は、その場所も、そっとしておきたい気持ちになります
なんといっても
この数か月の間に
新型コロナウィルス感染拡大を防ぐための自粛生活により
皮肉にもそれが
自然界を綺麗に蘇らせることになっている、ということに
はっと、改めて気づいた人も多いのではないかと思います
長く、自然破壊や環境危機などが問題となってきました
山火事が相次いだり
北極の氷が解け始めていたり
日本国内でもこれまでに経験したこともない
台風被害が各地で起きています
このような自然災害に対して
人は打つ手がない、と、ただただ身を任せるしかない状況で
どのようなことができるのか？
個人個人が何か取り組んでも大きな力にはならないのではないか？
そんな思いも日常に埋もれていく中で起きた
今回のパンデミック
目にも見えないウィルスが世界中を脅威へと追い込み
そして、また
世界中を変えました
長く東京の空を眺めている方からは
東京の空がきれいに澄んでみえる、というｍａｉｌをいただきました
通常は見えない遠くの山がはっきり見えるのも
大気中の二酸化炭素濃度の減少により
空気の淀みがないためでしょうか
多くの方が亡くなっています
このことを考えると気軽に、このようなことを
言ってはならない、と思ってきました
ただ
自然に生きる植物から抽出される精油を扱う者として
自然と共存していかない限り
最悪、精油を得ることもできなくなります
これまでにもローズウッドのように伐採され続け
手に入らなくなってしまった精油もあります
時として入手困難に陥る精油もあります
精油は自然に生きるものの産物だからです
そんなことを思いながら
なぜ、今、このようなことが起きたんだろう、と考えていたところ
このような記事の存在を知りました
ローマ教皇フランシスコのインタビュー記事です
（多くの方がこのお話を引用し見解を述べられています）
ローマ教皇フランシスコは
『新型コロナウィルスの世界的な感染拡大について
環境危機を無視し続ける人類に対する「大自然の反応」の一つ』
としているのです
そして
『新型コロナウィルスの流行は生産と消費を減速させ
自然界について熟考するチャンスをもたらした』
と
これこそ、今、世界中が経験していることです
ここから
後世、私たちは学んでいかないといけないのだろうと思います
自然破壊→自然の中で生息していた動物が餌を求める
→人の住む町まで下りる→人と動物の接触が起きる
新型コロナウィルスの発生源が希少動物を介して広がったとすれば
もしかしたら
根本は人が自然を侵食してしまったから？なのかもしれません
次回は森林浴効果が高く
ストレスの緩和や疲労回復そして元気にしてくれる香りとして
この時期、私が真っ先に思い浮かべる
ブラックスプルースという精油の活用をご紹介いたします
室内にディフューズさせるにはおすすめの香りです
メディカル・アロマ サロン＆スクール Ｅｎｅｒｇｙ ｒｏｓｅエナジーローズ