相手や物事に責任の所存や因果関係がないにも関わらず、何らかのせいにしてしまう事があります。
思い通りにならない事に憤りを重ね、責任の対象が見当たらず、自分の責任に感じ、その責任から逃れるために状況をコントロールする欲求に駆られています。
欲求通りに動いてくれない相手や物事に、憤りを怒りとしてぶつける形に選択すれば、困った親が欲求を叶えたり共感しようとしてくれた経験は、これは、問題への直接的なコントロールを起こしています。
物事が欲求通りに得られず、評価を他人にしてもらう事に全心を傾けて、持っているもののすべてを出しきっている場合、失敗や不安に対し、自己評価だけは守ろうと、状況や道具などのせいにすることで、他者からの弁護と保護を受け責任を逃れた経験は、これは、問題をコントロールするのではなく、そこに関わる責任から逃れるためのコントロールを起こしています。
脳の処理というは優秀なもので、知性を伸ばしても、知識をたくさん持ちあわせても、労力が小さく効果を生み出せる方法を学習すれば、それを選択しようとするものです。