北国の雪を他人事と思っていた

東京に昨日雪が降った。

 

午後から降り続いた雪は夜中には

20数センチの積雪となった。

 

当然のように交通機関は大混乱した。

 

予め降雪予報があったこともあり、

会社等がよかれと思い早目の帰宅命令

を出したのが或る意味裏目にでたようだ。

 

すなわち、夕方5時から6時にかけ

交通機関に人々が大集中してしまった

のである。

 

私は帰宅困難者数人と帰宅を諦め

居酒屋で飲んでいた。

 

すると、8時半頃になるとあれほど

混雑していた駅から人が消え失せ、

列車も普通に運行していた。

 

道路は酷かった。

 

一歩も進めない缶詰状態。 

 

こういう雪に大慌てする光景を目に

すると私は自分の受験の時を思い出す。

 

とにかく、まず試験を受けることが

何よりも大切なわけで、

決められた時間に試験会場に

存在しなければ試験に受かる

ことは絶対にない。 

 

だから、私たちは試験日の数日前から

家を出る。

 

雪の事を心配せずに行動できる場所

且つ試験会場に近い場所に移動するのだ。

 

雪の事は心配しなくてすむのだが

問題はある。

 

つまり、平常心を保つのに

難があるのである。

 

見知らぬ土地の見知らぬ宿に

泊まるのであるから当然だ。

 

食事や住居等何から何まで普段とは違う。

 

そういう不利な状況の中で

平常心を保つのは誰もができる技

ではないのではないかと

今更ながらそう思う。

 

先日新潟の電車が雪で立ち往生し

満員の車両の中で一夜を明かした

というニュースを見た時も、

北国の学生の受験での不利さを

思い起こした。 

 

雪のないところに住んでる人々には

想像もつくまい。

 

私は

受験というのは雪の降らない時期に

やるのが正当であると

大きな声で主張したい

のであります!