スターウォーズにも元老院が出てくるし、

猿の惑星の猿たちの制度もローマを

まねている。

 

 

ローマは周知の通り共和制→帝政→

共和制→帝政と体制が代わっている。

 

小生のいう「ローマ化」は当然共和制を

イメージしている。

 

日本では裁判員制度が数年前から始まったが、

欧米では古くからこのスタイルだ。

 

雄弁な弁護士がいれば結果は変えられるのだ。

その分野ではキケロには及ばなかったが

カエサルですら弁護士を目指していた。

 

カエサルも雄弁が大変な武器になることを

知っていたのだ。

 

つまり、その場で雄弁に相手を説得する術が

ないと、現在の国際外交で良い結果を

得ることはできないだろう。

そういう人物の育成が日本に

とっては急務だと思う。

 

軍事大国ローマの制度のベースは何といっても、

命を懸けて戦う戦士には敬意をはらい、

市民権を与え、地位を与え、充分な報酬を

与えるという事である。

 

鎌倉時代から江戸時代までの武士の

ようなものである。

 

しかし、武士はローマのような市民集会と

いう政治に参加する制度は持っていなかった。

 

これは大きな違いである。

 

だから、今話題になっているポピュリズム

(Populism)が国政のトップに立っている人には

必要となってくるのだ。コロッセウムや浴場等も

ポピュリズムの結果の一例である。

 

武士には市民集会などなかったので、

武士の親分はそれほどポピュリズムを

発揮しなくてよかったのだ。

 

前に戻るが、

戦争の時小麦やお金は拠出するが、

戦士は出さないという国とは

ローマは対等な付き合いをしない。 

 

現在も同様である。

 

日本に軍隊(自衛隊と呼んでいるようだが)

がありながら、補給はするが戦場には立たない

と主張することは世界から見くびられている

と考えねばならない。

 

共産党等がどういおうと

世界はそのように見ているという事実は

認識しなければならない。

 

だから、

「戦場に立たない」というのであれば、

見くびられることを覚悟して、

見くびられることのデメリットよりも

大きな何か他のメリットを主張

できなければ国の為にはならない。

 

このように、

グローバル化と叫ぶのであれば、

本当の意味をもっと勉強すべきだと

思うのだが、読者はどう考えますか?