昨秋から通い始めている
整形外科がある。
ふくらはぎ痛、
アキレス腱痛、
で通院していたが、
最近はもっぱら
変形膝関節症で
通院頻度が増している。
その割には
テニスもゴルフもしているので
膝が休まることはない。
そのクリニックは
整形外科専門ということもあり
リハビリ機器が
勢ぞろいしている部屋がある。
その部屋で治療を受けることを
総称して「デンキ」という。
デンキと聞いて
江戸時代平賀源内が
発明したエレキテルを
思い起こすのは
私だけだろうか?
デンキの部屋には
首を伸ばす機器
患部に温熱を与える機器
背中を伸ばす機器等
がある中に
ウオーターベッド型
マッサージ器が
燦然と輝きを放っている。
クリニックでの呼称は
「ローラー」。
とはいえ、ローラーは
何処にも付いていない。
ウオーターというくらいなので
水圧でマッサージする仕組みに
なっているのだ。
この上に寝転ぶと
この世の物とも思えぬ
心地よさを感じる。
水圧がかかると
丁度よいもみ具合で
足腰背中が柔らかくなる
気がする。
まさに雲の上で
天女様に
マッサージしてもらって
いるような…。
そのローラーは
デンキ部屋の
超一番人気。
そして、
患者の症状に応じて
二種類の機器をこなした後
最後にそのローラーで
整えるというのが
クリニックの慣例である。
しかし、
今日は違った。
「すいませんが、
先にローラーでもいいですか?」
看護婦さんにそう言われた時、
つい「もちろん、大丈夫です!」
と元気よく応えてしまった。
その後直ぐ
そう言ってしまったこと
を大いに後悔した。
例えば
上天丼を頂く時、
賑やかしの
ナスやレンコンや
シシトウやキノコ等
を無視し
大ぶりでプリプリな
海老から
食べるだろうか?
否、ありえない!
海老には
待ってろよと
目配せしながら
レンコン等に箸を
つけるのが筋ではないか!
このように
天丼における海老は
最後でなければ
いけないのだ!
かくいう
ローラーも
最後にやってもらって
始めてデンキをやった
という充足感を
得るのである。
次回からは
看護婦さんには
「ローラーが最後!」
と主張しようと
強く誓った小生で
ありました。

