本日は9月9日、重陽の節句。

 

 

3月3日の桃の節句に対し、

菊の節句ともいわれている。

 

陰陽でいうと奇数は陰、

偶数は陽。

 

因みに、

ウイキペディアでは

逆になっている。

 

男は陰で、女は陽なのだが

これも逆になっている。

 

我々は分からないことを

何でもかんでもウイキペディアで

調べる癖がついているが、

陰陽はそれがとても危険なことだ

と教えてくれる題材の一つである。

 

とにもかくにも、

奇数は陰!

 

そうなると、

9月9日は奇数が重なっているので、

「重陰」ではないかと思うかもしれない。

 

また単純に、

「ウイキペディアが正しんじゃねえ」

って言うかもしれない。

 

まず、少なくともこれに関しては

ウイキペディアは正しくない!

 

奇数を二つ重ねた9月9日を

「重陰」といわずに

「重陽」というのには

深い深いわけがある。

 

3月3日、

5月5日、

7月7日の節句は

重陰とも重陽ともいわず、

9月9日だけ重陽と

いうのにはわけがあるのだ。

 

それは、数は

1(一)から9(九)までであり、

奇数と偶数はあざなえる縄のごとく

交わりて循環するからである。

 

この状態を言葉で表すなら、

「陰極まりて陽なり、

陽極まりて陰なり」

とでもいおうか…。

 

従って、

9月9日は普通にいえば「重陰」だが、

奇数極まっているから「重陽」なのだ。

 

奥深いでしょ?!

 

この世の中は陰陽が交わり

循環しながら成り立っている。

 

このことをじっくりかみしめると、

この世の動きや宇宙の動きを

何となく感じることができる

と考えています。

 

毎年この頃になると重陽の節句を

重ねて述べているブログですが、

(重陽だけに…)

皆さんも本日は菊酒でも飲みながら

この世の中の陰陽の微妙な調和

について少し考えてみて下さい!