そろそろ6月も近づいてきました。高校1年生は入学して2カ月。 高校2年生でも「自分」を見つめ直す人も出てくるころかと思います。

高校生活が面白くない、自分がふがいない、昔はもっと活き活きとしていたのに今の自分に納得がいかない、以前はもっと人気者だったのに。。。とかとか。

高校時代ってみょーに付き合う人間を区別してしまうんですよね。

ぱっとさえない子と一緒に見られたくないと思ったり、スポーツできないどんくさい人よりクラスで人気者や目立った人とつるみたいと思ったり。

成人になって考えるとどーでもいいことばかりです。

facebookをみていると高校時代の友人とつながっている人は少ないです。人によって違うという意見もあるかもしれませんが、40歳代の私の周囲ではそうです。すなわち、高校時代の人たちと「生涯にわたってつるむ」ことなど皆無なのです。多くは大学の友人、職場の仲間、趣味仲間といった人たちなのです。

はっきり言います。高校時代の人間関係や自分の状況に悩む必要はありません。
卒業後に就職を考えているなら高校時代に思いっきりはじけてもいいかもしれませんが、漠然とでも大学や専門技術学校への進学を考えているならひたすら勉強と読書をお勧めします。

たった3年間です。今、高校2年生ならあと2年しかありません。まわりから罵倒されようが、クラスで目立たない存在であろうが、部活もしていないだろうが、中学時代より自分の輝きが落ちようが気にする必要は全く有りません。大人の私からみるとたった2-3年なのです。働けばちょっとしたプロジェクトで2-3年などあっというまに過ぎてしまいます。一つ言えることは「高校卒業後の人生の方がより重要で有意義」なのです。

あなたが思っているほど周囲はあなたのことなど気にしてはいません。
もう、「高校卒業後の人生は自分で責任を持つ」と早いうちから覚悟を持って下さい。

勉強ばかりしても情けないということはありません。部活に打ち込む人となんら変わりません。
大学生になれば、あるいは自分の望む専門領域の学校に行ければよい仲間が沢山出来て、自由に自分の時間も使えて、世界をもっと広く見聞することもできます。知識や技術が身に付けば就職も有利ですし生活も楽になります。たとえ希望した大学でなくても頑張って入学した大学なら「卒業後にこうしてやろう!」「在学中にここまでチャレンジしてみたい!」とそんな想いなります。そんな感じで活躍している友人が沢山います。

進路を真剣に考えているなら親や先生や塾の先生に相談してみてください。アドバイスをしてくれるでしょうし、アドバイスすることが大人の仕事です。でも、向こうから話しかけてくることは少ないでしょう。それは沢山の生徒がいるし、先生や親も忙しいからです。

高校で人気者になる必要なんてありません。スポーツができる必要もありません。彼女彼氏もいりません(そんなものは卒業後就職後に動けばいくらでもできます)。高校3年間は走馬灯のように過ぎて終わります。高校デビューして華やかに学園生活をエンジョイしている知人はおそらく高校の時だけです(わたしの経験だけで申し訳ありませんが、大学生活であるいは成人になってから姿形も勢いもなくなっている人がほとんどです)。

あれこれ自分に悩むなら「高校は勉強だけでいい」と考えましょう。

「卒業後の自分に責任をもつ覚悟ができたこと」があなたの「高校デビュー」というのです。



追記:具体的に何から手をつけていいか分からない人へ


 何から勉強していいやら。。。と悩んでいるなら「英語」を薦めます。高校の授業だけでは単語数/熟語数で受験英語に勝てません。英単語、英熟語、英文法(問題集なら腐るほどある)を徹底的に覚えて(暗記)下さい。英語できれば結構3年生時は楽です。単語8000個/熟語2000個を完全暗記したら向かうところ敵無しです(完全というのが重要)。学年制限暗記制限はないのです。

数学・物理の公式の導き方、生物科学用語、歴史用語、とにかく勉強センスがないと思ったらとにかく暗記作業をいつもしてください!つまらないことが頭に浮かんで悩むくるなら、ぱっと時間があれば暗記作業に徹して下さい。いつしか、一秒で公理公式が浮かんでくるようになります! 英単語みて1秒で意味がわかれば怖いものなしです!そうなればどんどん応用に進んでいけるようになります。

 あとは読書や一人旅もお勧めします。なぜなら、いくら勉強していても世の中のシステムが分からないとせっかく面白い分野があってもスルーしてしまう可能性があるからです。好奇心を刺激してくれる教師がいればいいのですが、なかなかそんな先生には出会えないと思うので自分で読書したり旅をしたり、講演会に顔を出したりすることも大切だと思うのです。 

優秀な学生に沢山出会ってきましたが彼らに共通することは以下の3つです。

①しっかり覚えている(覚える作業には個人差や素質はありますが自分にはセンスがないと思ったら繰り返して努力するのみです!)
②公式/原理をその成り立ちから説明することができる。(公式の丸暗記ではなくてその導き方とどうしてその公式/原理が必要だったかまで説明できる)
③問題作成者の意図を汲み取るのが上手(こんな回答してくれたらなあと思って問題作成されます。テストの弱い人は作成者の意図が読み取れずチンプンカンプンな英訳をしたり、真っ正面から計算し始めたりします。「どんな答えを求めて作られた問題なのか」にも目を向けましょう。)



千里の道も一歩から!まずは進んでいきましょう!