江藤農水大臣の【辞任】は営農型発電推進者として歓迎 | おやまだやまと公式ブログ『推譲(すいじょう)』

江藤農水大臣の辞任は不可避だと思います。

 

この間、JAの幹部が国民感情を逆なでする発言を行い、江藤農水大臣もまたしかり。

 

どうして、国民感情を逆なでできる発言が容易にできるか?

 

私は、農業の取組を実践家として推進する立場であり、かつ、政治に対しても深くコミットしている立場だからこそ、あまり書かないことをここでは書いていきたいと思います。

 

それは、今回の米問題による発言の批判ではなく、まあ、彼なら、そういうことはしているのだけど、


玄人しかわからないから立場が危うくなることはなかったけれど、今回は流石にパンドラの箱を開けてしまった。


そこには、彼のおごり高ぶりがあるんだと私は思うので、そのことを書きます。

 

また、JAについても同様のことがいるので、あくまで、私が経験したことに基づいての洞察をしたいということです。

 

まず、江藤農水大臣。

 

彼は、農政族としての立場があります。因みに今の農政族のドンは森山自民党幹事長です。


今は脱炭素派と言われる菅義偉元総理の一派、即ち、小泉進次郎、河野太郎よりも森山さんの方に権力があります。

 

官僚というのは忖度しますからね。

 

かつて、農地法施行規則に営農型太陽光発電を位置づける際に、自民党には営農型に関するPTがありました。


森山さんも江藤さんもこのPTに入っていました。 群馬選出の福田達夫さんも、江藤農水大臣の前任の小里元衆議院議員もこのPTにはいました。

 

このPTの議論というのは私の立場から言えば「結論ありき」のひどいもので、一言でいえば


「営農型発電なんてものはとんでもないから規制を強化しろ」


というような形で議論が収れんされました。

 

私の盟友の馬上さんもこのPTに呼ばれて話をしているのですが(私は反自民だと自民党関係者には思われているので呼ばれることはありません)、


ここに最近は親交を深めている全国農業会議所の稲垣専務も呼ばれていて話をしていたわけです。

 

私は、その時の資料を入手し、あまりにも「結論ありき」の議論を進めていることに憤慨して全国農業会議所に抗議の電話をして意見交換をしたいと申し出たところから全国農業会議所とのコミュニケーションがスタートしました。


因みに先ほど名前出した福田達夫さんには接触を試みましたがとうとう会ってはくれませんでした。

 

で、この自民党のPTは、結論ありきですからね、営農型発電の現場を視察するのですが、


当たり前ですが私のところには来ません。馬上さんのところにすら来ない。


視察したのは、私たち営農型発電をやっている人間からも眉唾とされる事例ばかり。

 

上海電力が手掛ける営農型とかを見に行ったわけです。高麗ニンジンを作るとか言ってほとんど作られていない現場を見て、江藤大臣はこの視察で現場を案内した人間と喧嘩をしていた、というわけです。

 

私が仲良くしている事情通と話をすると、とにかく江藤大臣というのは自分が農政のことを熟知しているとたかをくくるあまり、官僚の言うことも聞かないし、自説をとうとうと述べる。いうことを聞かないと激しく詰め寄る。つまり

 

パワハラ体質

 

なのです。

 

そんな大臣が営農型発電の現場を見て喧嘩しているくらいですから、それを官僚たちが推進するはずがないのです。


言うてみたところで、論破されパワハラされることがわかっているものを今の官僚というのは気骨がないですからね、やりません。

 

というか、気骨というより官僚というのはそういう性質のものです。

 

営農型はこのPTでの結論がほぼそのまま国会に上がって、営農型に対する規制強化策が成立して現在の私からすればとってもやりにくい制度(つまり、余計なことをさらに求められる)にさせられてしまったわけです。

 

続いてJA

 

今般、ソーラーシェアリングサミットを小田原で行うに際して、そのチラシをJAかながわ西湘の職員回覧に回してほしいと小田原市が農政課を介してお願いしたわけです。
 

 

これですね。

 

そしたら、農協は「小田原市主催のものではないから回覧は不可」という回答があったというので、


私はJAの本部のこの決定をした、という部署に電話をかけ猛抗議しました。

 

それは企画部というところの課長が判断したそうですが、あいにく会議ということで、危機管理の石渡さん(という漢字でいいのか?は不明ですが)が出られたので

 

「私も組合員。組合員が主催をするものでかつ小田原市も踏み込んでやろうとしている企画に協賛をしろって言っているわけではないんですよ。人を出せと言っているわけではないんですよ。ただ、職員にチラシを回覧してくれ、と言っているだけですよ。それを何で断るのか?農協というのは組合員あっての組織でしょ?じゃ、聞くけれど、農協は農家のために、組合員のためにいったい何をやってくれるのか?」

 

そういう話をしました。

 

そうしたところ

 

「内規で、市が主催するものしか配らないことになっている。また、農業に関係するものしか配らない」

 

というので

 

「そーいう内規があるならば仕方ないとは思うが、一方で、本当にその内規が、今の農業の現状、その中で農協がおかれた現状に鑑みた時に、農家や組合員の為になっているのか?内規なんてのは総会や総代会で図らなきゃ改正できないものではなく、時代に即応して機微に変えていくことが求められるものではないか。本当にこの内規が時代に適合した中での対応なのか?それをよく考えてもらいたい」。

 

「大体、いま、国民は米が半年近くで二倍になっている。そんな中で令和の百姓一揆も起きている。そういう中にあって、農業を何とかしよう。持続可能な農業をどうにか構築しようと思って私はソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を推進している。先ほどの農業に関係するものしか回覧しないとなっていたが、じゃ、営農型は農業には関係ないというのか」。

 

「そーいう状況を勘案すれば、組合員にどう寄り添うのか?農家にどう寄り添うのか?そーいうことを考えてやらなきゃいけないのでは?そうだったら、農協なんていらないじゃないか、ということになってしまう。その観点からもう一度よく自分たちが置かれた状況を考えて体質を改善してもらいたい」。

 

 

これをみてもそうなんですけどね。農協は農家にも組合員にも優しくないのです。自分の立場しか考えていないのです。

 

いまの米の問題や農業の衰退の原因は


農水省と農協にある


のだと私は思っています。


ちょっと乱暴ですが、わかりやすくいうと、です。

 

政策が間違っていたのです。

 

それで、国民は深刻なコメ不足になっているのです。

 

江戸時代じゃあるまいし、米将軍と言われた徳川吉宗の時代よろしく、米価の調整に四苦八苦しているさまは、時代が逆回転している証拠で誠に由々しき限りです。

 

そーいう体質のJAでしょ?だからそこの理事長?幹部が「米が高いとは思っていない」とか、


江藤大臣の「米は買ったことがない」とか、人の立場、国民の立場、苦境を何にも酌量しない発言をするのです。

 

米を作ってみれば、どれだけ厳しい状況か?農家が農業がどれだけ厳しい状況か?わかるはずです。


そーいう中にあって、なんとか農業の持続性を担保しようと思って営農型発電を必死に広げようとしている人間に向かって

 

自分は農水は専門だとうそぶき、営農型をやらせないという勢力に加担している江藤農水大臣は


日ごろのそういう人に対して行ってきた業苦、振る舞い、それは官僚に対するパワハラ、自分は専門だという慢心とおごり、そのことによる人の忠告を聞かない姿勢が今回の事態を招いただけです。

 

私は辞職は当然だと思います。

 

やはり、国会議員もJAの人間も現場を知らなさすぎるんですよ。

 

江藤さんは「現場を見てきたつもり」と言ってましたけどね

 

まさに「つもり」なんです。

 

偏った、結論ありきの、自分がえり好みする場所しか見てないからこうなるのです。

 

じゃ、農水大臣が令和の百姓一揆の会場にいったのか?いってないだろ?祝辞の一つでもやってればですが、そんなことで「現場を見た?」

 

ふざけるな


です。

 

自民党の国会議員って一事が万事、こんな感じだから、腹がたちます。


国民の怒りがわからないんでしょうね。

 

農家や農業が苦境に陥っているから今の状況があるのです。

 

もっともっと不都合なことでも心耳を澄まして傾聴する、という姿勢が必要ではないか?


また、謙虚な姿勢で国民に寄り添う姿勢が必要ではないか?

 

私はそう思っています。

 

江藤大臣が辞職してくれることで、もう少し営農型発電に理解がある人が担当になってくれるといいのですが、


現状は政権にいる幹事長も総理自身も農水大臣経験者ですから、


営農型についてはゆがんだ、誤った概念が自民党並びに自民党農政族、もっと言うとそれは野党にも(立憲民主党など)こびりついているので、


なかなか厳しいのではないか?そう、思っています。