私が一昨日、神奈川県のマグカル補助金の支援が得られなかったことで窮地に陥り、「あの夏の絵」上演に向けた緊急アピールを出したところ、二本松営農ソーラーの近藤さんからの申し出をはじめとして、匿名での寄付などを頂きました。
そして、昨日の夜には、私が10年以上お付き合いをしているさる大学の先生から非常に高額な寄付を頂けるとのメッセージを頂き、本日振り込みが確認できました。
たった2日で多くの協賛金を頂ける状況に私は確かな手ごたえを感じています。
その方はこのように私にメッセージを送ってきてくれました。
「大切なことであり、被団協の田中さんは大学でも講演を頂いた。無事に上演頂けることを祈っています」。
昨日も今日も書いていてこみ上げるものがあります。
人の力は信じるに足る
とは、私が命を懸けて市長に戻した加藤憲一小田原市長の言葉ですが、
まさにそういう思いを共有しています。
私も加藤さんも共に「市民派」です。
今は経済人になっていても僕の根底には市民活動が原点にあります。
決して一人一人が物凄い力を持っているわけでもない。
大きなお金を持っているわけでもない。だけれども、
アリの一穴
どんな小さな存在でも、小さな小さな灯を消すことなくともし続けていれば必ず大事をなすことが出来る。
私はその可能性を信じるからこそ、市民活動が原点として様々なプロジェクトを今日までやってきました。もう、市民活動歴は25年を超えました。
まだ45歳ですから本当に長い間、人生の大半を市民活動に捧げてきたとも言えます。
種々困難なことでも、そこに「人」がいれば、必ずや事態は好転する。
人の力を信じ、人の可能性を信じる。
人が活き活きと、自分に与えられた役割を全うし、人が持っている力を最大限に出せるような社会を作っていくことが市長職にあるもの、行政の役割だとも私は思います。
市民は市民として公民の立場から、
今、自分が社会のためにどんなことが出来るのか?
考え、行動していくことが大切だと思います。
私は
そういう精神を涵養するのは
「現場での実践力」
だと思います。
実践の力、実践こそが人を新たなる高みにいざなっていくのだと思います。
さて、あの夏の絵
沢山の協賛金を頂いていますが、それであっても3000円のチケットを300人に買っていただかないと成り立たないプロジェクトであることに変わりはありません。
市民活動としては本当に大変です。
長い市民活動歴でも、これほどの金額のものをこれだけの規模で集めるのは私は初めてです。
しかも、演劇は私は初めて取り組むテーマです。
誰もが知っている劇団四季のライオンキングとか、著名な歌手、例えば加藤登紀子さんなどを呼ぶわけではありません。
市民活動では、特に小田原では、1000円を超えてくるとなかなか参加が難しくなってきます。この1000円でカウントすると実に900人を集める事業ということになります。
だからこそ、私は危機感をもってこのプロジェクトを推進しています。
ガザ、ウクライナなどなど世界のいたるところで戦争の惨禍が続いています。
日本は戦後80年、戦争のない、一人の外国人を殺すことのない「平和国家」を作ってきました。
次の80年も、未来永劫、戦争のない社会を作り続けていくことは、私たちが当たり前の生活を享受するために必要欠くべからざるものです。まさに
「平和のうちに生存する権利」
です。
そのことを次代を担う多くの若者に「知ってもらい」考えてもらい、そして、そういう精神を持つ「公民」としての責任と自覚を持ってもらいたい。
そんなことを思っての上演となります。
小・中学生は無料となっています。
多くの若者たちに見てもらいたいとの、志ある大人たちからのプレゼントです。
そう、確かに今の世の中を作ったのは私たち大人ですが、それを懸命に変えようと日々汗を流しながら様々な壁や困難に直面しながらも行動している「志の高い大人もいるのだ」ということを是非にもわかってもらいたいと思う次第です。
引き続き、寄付・協賛も募集しています。
振込先
横浜銀行小田原支店
普通 6102963
小山田大和(オヤマダヤマト)
是非是非、よろしくお願いします。
ありがとうございます。