地域の中で己という自己を確立し、多くの人を巻き込み力に変えて、地域を変革していく力を
「ローカル筋力」
地域の中で市民が主役のまちづくりを推進するための力を
「デモクラシー筋力」
とするならば
このローカル筋力とデモクラシー筋力を高めていく営みをしているのが
小田原かなごてファームの取組ともいえる。
単に儲かるから自然エネルギーに取り組む、とか、環境にいいから、持続可能な社会を作りたいから今の活動をしているということではなく
地域の中で輝ける自分を作る
ということを意識的に、意図をもってやっていく
ということが必要なんだと思う。
時の市長、守屋輝彦と対峙したり、小田原箱根商工会議所の会頭はじめ小田原の経済人を敵に回して一歩も引かないで、自分の自説を貫き、とうとう、彼らが望んでいなかった結果をもたらしたことも
新しい市長を誕生させたいということではなく
ローカル筋とデモクラ筋をフル回転させて、いわば
近代立憲主義の系譜をひく、現代立憲主義下での憲法、すなわち、日本国憲法の価値を守るための闘い
これをしているともいえるわけ。
原発ゼロのことも自然エネルギー100%社会の構築も、その手段(道具)としての営農型太陽光発電の普及促進もみんな、そういう価値を創出したいからやっていることで
民主主義的価値
憲法的価値
それは
個人の尊厳
これを求めていくには、ローカル筋とデモクラ筋を鍛えていくことが必要。
とても強い負荷を与えなければ筋力はつきませんからね。
ある意味、僕はそれを25年かけてやってきたわけです。
今年も展開していく「かなごて農学校」もそういうことを鍛えていく場である
とも言えます。
兎に角、今年は、そういうことをさらに意識的にやる、人材を創っていく、育てていく、ということが前にもまして重要かな?と。
「育てる」というのはおこがましいので
「経験を更に積んでもらう」
ということになるんだろう
と思います。
まあ、どこまでやれるか?わかりませんけれど
意識的にやっていきたいと思います。