使えない補正予算なんて作って何の意味があるのか? | おやまだやまと公式ブログ『推譲(すいじょう)』

こーいう補助金があります。

 

みどりの食料システム戦略推進交付金のうち地域循環型エネルギーシステム構築(科学技術振興事業)

 

もともと、この補助金は一度、令和四年に使って、あまりにも使い勝手が悪いので使っていなかったのだけど、連絡ももらったから使おうか?と思って関係者に問い合わせました。

 

この補助金は、使いたい場所の基礎自治体、神奈川県、関東農政局、本省と関与者がたくさんいて挙句の果てにみんな言ってることがちょこちょこ違うから、調整が七めんどくさい補助金なのです。

 

国がいくら「使えますから」と言っても、必ず、基礎自治体、都道府県を経由しなければならないので、それぞれの自治体で予算措置をしなければならないことになっています。

 

で、神奈川県に聞いたら

 

県の内規で、令和六年度なら六年度にすべて完結する事業でないと予算措置は出来ない

 

年度マタギは出来ない

 

そういわれて、ジ・エンドです。

 

国は使ってくださいという。

 

だけど、もうすぐ一月ですね。

 

これから補助金の申請書を書いて、提出して、何回かやり取りして、そして、やっと認められて、審査にかかって採択されて、そのあと、また、交付確定するまでの書類のやり取りして、やっと確定したら、事業が始められて

 

(ここまでで、私の経験では半年かかるのです)

 

それで三月末までに事業を終えて、報告書書いて、なんて

 

やれるわけがないんです。

 

そーいう、実務的にやれないものを各自治体に要望調査をかけて、やれもしないことの要望を聞く仕事に一体どれほどの価値があるというんですかね?

 

私としては、半年もかかるわけだから早いうちから手掛けていきたいところですが、令和六年では神奈川県が予算措置しないから、いくらそうだと国が言っても駄目ですからね。

 

出来ません。

 

ですので、仕方ないです。

 

令和七年度の予算で決まったら可及的かつ速やかに出せるようにするために

 

今日も申請書のフォーマットを取り寄せて、申請書のかきかきをしていました。

 

行政の仕事には意味のない仕事が多いな、と感じます。

 

社会の為にならないことばかりです。

 

使えない補正予算なんて作って、やったやったといい気になっている政治家たちって

 

本当におめでたいな、と思います。