世界が揺れています。
イギリスでは労働党が政権を奪取。フランスでは極右が伸びて、決選投票では今度は左派連合が伸びて...。
既存の政府を支配している人たちへの強い反発が底流にあるのでしょう。
特に、物価高騰に代表される労働者階級の疲弊への不満、経済政策に関する不満がこうした現象を起こしているともいえると思います。
非常に混とんとしてきている世界情勢であり、私は第一次大戦、第二次大戦の前夜の頃のような雰囲気を歴史から学ぶものとして感じています。
世界が、国際協調主義の名のもとに国際連盟を提唱したものの、提唱したアメリカが、
モンロー主義で加盟せず、世界は世界恐慌もあいまってブロック経済化。自国優先主義に突入しました。
まさに、極右が伸長する土壌そのものです。
日本とて、この時期は、テロや暗殺、右傾化、軍国主義というそうした末路をたどりました。
ロシアのウクライナ侵攻の長期化に、エネルギー価格の上昇、物価上昇が非常に聞いてきていると言えましょう。
日本の円安は、この選挙結果次第ではユーロ安、ドル高ということになり、
恐らく、更に物価が我が国においても高騰していく、という事がこれはもう避けられないかもしれません。
非常に「生きずらい」時代になるとき、人は戦争を起こします。
第三次世界大戦に繋がらないか?
本当に心配しています。
戦争は古来、十字軍の遠征は鉱物資源を求めてのことだと記憶してますし、
大航海時代は銀や香辛料を求めてのことでありましたし、
帝国主義や植民地政策もそうですよね?
資源獲得の為に戦争をやるわけです。
同時に、短絡的な、目先の経済を何とかしろ、という目は、本質的な大きな課題から目をそらす可能性も否定できません。
気候危機、生物多様性の問題です。
これは、今日、明日という生活が破綻する課題ではないので、そんなものに力を入れずに、目先の経済を何とかしてくれ、という事になります。
今だけ、金だけ、自分だけ
そういう世の中に益々なっていきます。
この本質的な課題である気候危機。
関東の小田原のこの暑さ。昨日は尋常ではなかった。今日も暑い。
作物は大丈夫か?
ヤギは大丈夫か?
もちろん、確認しています(笑)
改めて、人間の生存に必要な、水、食料、エネルギーを過度に外部に依存する社会は、
物価高騰のあおりをもろに受けて、人々の生活を苦しめるという事がとてもよくわかります。
私が掲げている
「食エネ自給のまちづくり」
拙著のタイトルでもあります(笑)
是非、今の時代の羅針盤となることが満載に書かれています。
これが極めて重要な政策であることが混とんとする世界情勢を眺めていても有用であると感じています。
今こそ、この食エネ自給のまちづくりを小田原からそのロールモデルをしっかりと作りこみ日本全体、世界全体に発信してきたいと思います。
その肝こそ、ソーラーシェアリングです。
3号機
2号機
2号機
5号機
このソーラーシェアリングの技術をアフリカなどの途上国に使ってもらい、緑化の推進などに使うべきです。電気の普及などに使うべきです。
飢餓や貧困を撲滅し、エネルギー自給は豊かさの最初の砦だという事を世界の皆さんにも届ける時が来ているのです。
争いの根源である、資源の奪い合いをなくすため、せめて生存に必要な水、食料、エネルギーを手元足元に作る。
その実践は小田原に既にあります。
それをこそ、広げたい。
そんな思いです。
さて、今日は、早速、また、視察が来ます。
視察、講演から帰ってきて、また、視察。
何とも忙しい毎日です。