小田原市の人事が発令されました。
圧倒的な勝利をした加藤憲一小田原市長の人事とあって期待されたが
副市長人事と言い、今回の人事と言い
「無難な人事」
「つまらない人事」
「変化に乏しい人事」
そういった批判も聞こえてきます。
確かに、3期12年の行政経験、キャリアを持つ加藤憲一さんなので、行政機構を知りうる立場であるので
「サプライズ人事」とか「奇をてらう人事」というのはお見かけしないのかもしれません。
しかし、前任の守屋輝彦氏が何をしたか?
「決める政治」の名のもとに「政策監」などという、お友達優遇という
守屋市政の根本的な中軸
を流れる典型的な人事や政策を繰り広げ、私利私欲、ごますりと忖度がはびこりかねない、そういう自民党中枢が行って来た
やりたい放題
お友達人事
行政をゆがめる意志決定や人事を強行したことへの
怒り
が
今回の加藤憲一政権の再来という事態を招いたわけです。
とすれば、まず、行わなければならないのは
政治に対する信頼
行政に対する安定性
こうした視点への安心感
とするならば、変にサプライズなこと、奇をてらう事は、逆にやらない方がよかった、ともいえるので、
今回の「無難な」人事はおおよそ歓迎されるのではないか?
私はそう思っています。
(昔に比べると批判はどこへやら)
ただ、私も幾人かから聞きましたが、「なんでこんな人事したんだ?」と首をかしげたくなる、という事を話す人もいます。
私は加藤憲一政権の三期目
即ち2016-2020は特に
「行政の利益代弁者になっている」
と加藤憲一さんを批判しました。
それは、本人にも544票差で負けた時に、そのあとのいくつかの場面で話をしました。
今回の選挙は、圧倒的な市民の民意が加藤憲一という市民の代表者を行政へ送り込む。
そして、市民の命と暮らしを守る市政へと転換してくれ。
そういう意思の反映であると思います。
加藤憲一さんが行政の利益代弁者とならないようにすることが必要です。
それから、昔はね加部副市長というある意味
「おっかないおじさん」
が副市長でいたのです。
とかく理想を語る加藤憲一さんに対して
「そういうことは行政マンのプロとして出来ない」
そういう事をいう人がいたわけです。
加部副市長が四年前の選挙の時に544票差で負けて守屋市長やそれを支えた人たちがどんなに汚い選挙をして勝ち逃げたかを知る加部さんが「怒った怒った」という話を人づてに聞きました。
そういうキャリア、ご意見番みたいな、小泉内閣の塩じいこと塩川正十郎財務大臣のような人間、加藤憲一さんを諌められる人が今、加藤さんの周りにはいません。
加藤さんは頑固な所もあるから周りの意見をきかないとこもある。それが4年前の悪夢を生んだというのが僕の見立てでもあります。
今の安藤さんや武井さんは加藤憲一政権を作って来た人達です。
加部さんとかとはちょっと格が違うというと失礼ですが
加藤さんにも違うと凄みをもっていえるおっかなさ
はないですからね…
そこらあたりも力量と真価は問われると思いますが、加藤さんは聞く耳はもたれてるのでね(笑)
期待しましょう!
ただ…
どんなに誠実で嘘のない人でも、権力というものは恐ろしいもので、その場についたとたんに勘違いするものです。それは加藤さんでも例外ではない。
僕は権力を持ってないのでね何とでも言えるし、やれる(笑)。
権力は抑制的に行使し、でも、権力のすごみを懐に忍ばせながら、行政各部に指揮監督をするのが市長という役割だと思っています。
加藤憲一さんが今と同じような姿勢で「聞く力」を持ちながら、当面の直面する市政の課題に邁進し、私らのような市井の現場にいる人間もしっかりと
持続可能な市民自治のまち小田原
を貫くことが出来れば
小田原の前途は明るい
こう、確信する次第です。
さて、本日は16時まで小田原の市民が主役のまちづくりを県西部に広げるべく湯河原町の町長選挙にでしゃばりたいと思います。
どれだけお役に立てるか?はわかりませんが、私なりの戦いをしてきたいと思います。