見捨てられた甘夏を蘇らせる事で起る街づくり | おやまだやまと公式ブログ『推譲(すいじょう)』

うちの畑には誰のものともわからない甘夏が存在します。


うちの所有ではないはずですが、うちの敷地にある甘夏。


毎年たわわに実をつけるのですが、誰からもカラスからも見向きもされません…


そして、そのうち実は下に落ちます。それでも誰も食べません。


強いていうと、ヤギがかじる感じで、しかし、全部は食べません


可哀想な甘夏…



なのです。


この写真の真ん中にある木がそうなのです。


そこで、土地の所有者に確認して、落ちた甘夏を拾いまして


それをジャム工房大久保さんにお願いしてマーマレードにしました。




放置されてる甘夏ですから、農薬や除草剤や肥料等もいれてません。


自然栽培のマーマレードです。


そしてこれを清川村の道の駅、下曽我の梅の里センター、農家カフェSIESTAにて取り扱います。


価格は¥800(税別)


私達、小田原かなごてファームの取り組みは、誰からも相手にされなくなったもの、地域から価値がないとされたものに、


もう一度、


息を吹きかけ、新しい価値を創出し、世に訴えていくこと。


おひるねしていたものを蘇らせる取り組みこそ、小田原かなごてファームが行う地域づくり、まちづくりなのです。


そんな意味で、この甘夏は


原価ゼロの産品の創出ということで、里山資本主義に通じる精神でもあります。


私が10年ちょっと前に藻谷浩介さんから学んで感化された


里山資本主義。


その里山資本主義を実戦、実践をしてるのが小田原かなごてファームです。