開成町の農業委員長 | おやまだやまと公式ブログ『推譲(すいじょう)』

耕作放棄地を頑として認めなかったのがこの委員長…


元教育長とのことで、自分は偉いんだと誤解してるんじゃないですか?


今日、25日の農業委員会総会に向けて、開成町の農業委員会事務局から電話が有りました。


転用理由書の記載内容を書き換えるように話がありました、というのです。


誰からですか?


農業委員長と事前の調整をしてる中で農業委員長から指摘がありまして


というので


どこの箇所ですか?


と聞く前に担当から


先祖伝来の土地が維持できなくなる


という文言は、この前、土地を取得したばかりだから、そうではないから書き換えろという。


私は


この指摘は越権行為です。


本来、当該の手続きは必要な書類が過不足なく出されているなど形式的な要件をきちんと満たしているかどうかをまずはみるべきもの。


中身について余談を入れて審査するということまで求めていることではなく


営農型太陽光発電をする要件が法的に見て適合するならば許可をすべきということなので


転用の理由が著しく法から逸脱する中身であるならばともかく、


社会通念上、特段問題ない表現ならば、これを書き直せ等という権限は農業委員長にはないのであって、その権限の行使は権利の濫用にあたる


越権行為です


と申し上げました。


例えば営農型太陽光発電の許可申請には転用理由書が必要なのにないならば、これはもらってください


というのは、農業委員長や農業委員に付与された権限。


だけど、書いてあることについて、これは、こーだからあーだから、ということまで判断することまで認めてはいない。


そういうことです。


さらに私が伝えたのは


私が先祖伝来の土地という言葉に込めた意味です。


即ち、本来、土地というのは先祖から今の私達を経過して子孫に伝えられるもの。


農地は農地として継承させることは今を生きる現代人が等しく課されているテーマである。


故に一版論として、農地が農地として維持できなくなることは、先祖から子孫に受け継がれるべき農地がそうでなくなることがこの世の中にとり大きな損失である


だからソーラーシェアリングをやることでこの先祖から子孫に受け継がれるべきというサイクルを維持させよう


そーいう取り組みなのだ。


そんな思いをこの転用理由書にはこめたのです。


それをイチイチここは誰々の土地で、その土地は元々私❨小山田❩の土地ではないのだから、


それは先祖伝来の土地などと表記するのはいかがか


と指摘するのは


誠に浅はかで、軽薄な思想·哲学しか持ち合わせていない、思考の厚みが違うことだと言わざるを得ないです。


こーいう、いわば難癖に近いものを普通の人は摩擦を恐れて、そんな大した負担になることでもないのだから唯々諾々と変える


ということなのでしょうが


私はそういう人間ではありません。


権限の逸脱をしてることを、農業委員長だから元教育長だから何でも自分の考え通りになるのだ


とやられたらたまったものではないのです。


そもそも、先日の耕作放棄地を小田原で同じような土地で耕作放棄と認められて同じ時期に同じ神奈川県=知事が許可権者の審査窓口の人間も担当課も同じ、それでいて、判断が小田原は認められて、開成町はみとめられなかったという件は


法律家として、この判断はかなりまずい、と思いますね。


人の判断で同じ法令に根拠がある行為でも判断が変わるというのは


法的安定性を疎外することになる


からです。


こーいうときは、許可を与える神奈川県がきちんと開成町農業委員会に指導すべきであった、そうおもいます。


即ち、同じ申請が所管する地域で主体も同じであがる時に判断がわかれることは法的安定性や行政の判断の安定性という観点から好ましくないので、差し戻す、という判断をすべきだったのです。


それを神奈川県の担当がやらないというのは


私は


行政の不作為


だとおもいます。


故に不作為の違法確認の訴えをしてもいいかな?と思うのですが


しかし、これをやり、仮に勝ちまして、当該の場所が耕作放棄地と認められても、4月から変わる制度で耕作放棄地は最初の10年しか適用しないということが明記されてしまい


この農水省の决定は、私は騙し討ちだとおもいますが、そのことで、何の旨味もなくなってしまいまして、もはや、そこにこだわるメリットがなくなりましたので


やりません。


ですが、開成町の農業委員長が、これは耕作放棄地ではない、と実質的には放棄地、


つまり、作付けは7年もしてなければ放棄地だろ、という所もを頑なに認めようとしないで、


俺のいうことが全て正しいんだと貫いたが為に、ソーラーシェアリングをやろうという前向きな人間


間違いなく開成町だってあの土地を当初のようなやぶやあししか生えてないような状況を好ましいとは思ってなかったはず


それをなんとかしよう


と意欲的に土地を取得してソーラーシェアリングをやるんだと言う話までしている人間に対して、先述のような仕打ちをしたことについては


木を見て森をみない判断


極めて狭く短い視野でしかものを考えていない判断だ


と言われても私は仕方ないと思いますね


こーいう、申し訳ないけど悪しき判断をしてふんぞり返る農業委員が多いから


農業がダメになるのです。


私達はこのまま放棄地が増えたらこの国が地域がダメになるだろう、


そう考え


農業の持続可能性を真面目に考えて行動してるのです。


単にこれは放棄地ではない、というのは簡単ですよ。


でもね、


私達は荒れ地を耕し、放棄地を耕作地に戻すことを実践してるのです。


それに対してそれを邪魔するかの判断を、確かにそー判断することは違法ではないからそういう考え、ロジックは成り立つということで、とばっちりを被る、こちらの身にもなってもらいたい。


農業委員長はそれで自分の正義は貫徹されるかもしれないけど、それが、今の農業を根本的にその判断をすることが解決するのか?理にかなうのか?そこのところをもう少し真剣に考えて頂きたいものです。


だから木を見て森を見ず


そう、申し上げたのです。


本日ソーラーシェアリングをテーマに大磯町議会で講演するわたし