営農型の農転申請をして考えたこと | おやまだやまと公式ブログ『推譲(すいじょう)』

今日、小田原かなごてファームが展開する7号機の営農型太陽光発電所❨ソーラーシェアリング❩建設に向けて


農地の一部転用手続きを正式にあげるべく開成町農業委員会にいき、ついでにちょっとだけ開成町長に会いにいきました。


これが8:30-9:45


そのあと、融資を実行してくれるかながわ西湘農協にいき正式な融資の契約書にサインしてきました。


これが10:10-10:40まで


融資は7月末に実行されます。


農転許可は4月末には叶うでしょう。


あとは東京都の補助金の結果次第ですが…7号機もあっという間に形になりますね。


その後は沼代の倉庫に未来堂さんのジュースをとりにいき、1度事務所にもどり、請求書やらを作成したり書類整理などをしたり、ジユースの注文があつたので作りまして


未来堂さんへジユースを届け、開成町役場に再度いき、松田郵便局🏣へジユースの配送をしたあと


ありんこホームさんに出していたシール貼りの商品が事務所に届いていたので、それを沼代の倉庫にもっていき、事務所に戻り


ちょっと書類をつくり、今度は、星野リゾート界箱根さんからおひるねみかん🍊ジュースの注文をもらいましたので箱根湯本に届けにいきました。


こんだけ動くと流石に疲れます。


その間にも守屋小田原市長がまたしても物議をかもす新聞報道に市役所へ電話をしたり、


今回の営農型太陽光発電の農地転用手続きの関係でどうしても解せないこともあり今回の申請とは別に神奈川県の農地課に電話をしたりしました。


そして今日はこのネタを少し考えたく思うわけです。


以前に開成町農業委員会が耕作放棄地を耕作放棄地と認定しなかったことをボロクソに書いたことは記憶に新しいかもしれません。


しかし、結局、いつまで対峙してても農転の許可がおりないことになるので、放棄地認定をとることをやめました。


折しも営農型に関する制度が4月から変更になるのですが、耕作放棄地認定の取得のうまみがほぼなくなることになりまして


結果としては


まあまあ


なんですが、しかし、とても変なことがおきたわけです。


実は同じ時期に小田原市でも耕作放棄地認定を小田原かなごてファームはあげていました。


ありし日の開成町の当該土地

開成町の今の土地↑↓
これのどこが放棄地じゃないの?

高田=小田原の放棄地。こちらが耕作放棄を認められてどうして上は?理解に苦しみます



小田原も開成町も、県の担当は神奈川県県西総合センター農地課の同じ人なのです。


耕作放棄地の感じもほとんど同じ。あげた時期もほぼ同じ。担当する人も同じ。当たり前ですが関係法令も同じ。


これで、結果が小田原は耕作放棄地認定を受けられた。開成町は受けられなかった。


これはどう考えてもおかしいでしょ?


おかしいのです。


同じ権限のある人が同じ関係諸法令を根拠に決裁をする時に片方は国民の利益になり、片方は不利益も不利益になるという


天と地の違いを同じ神奈川県西総合センターの同じ所が出すというのは


行政の公平性、平等性、行政手続きの安定性、という点で著しく問題がある。


私はまがいなりにも行政書士なので法律家のはしくれです。法律家としてもこーいう判断というのは問題がある、と思います。


そのことを神奈川県の担当としてどう思うか?と言うことを私は聞いて見たのです。


神奈川県の担当の判断は、開成町の農業委員会の判断に明らかな法令違反があるわけではなく、そういう解釈は成り立つとするならば、開成町農業委員会のその判断をダメと言うことは神奈川県としては出来ない。


ということでした。


しかし、私は、いや、しかしね、これは最終的に許可又は認可は神奈川県知事の名前で出すわけだから


神奈川県が、これは、小田原で認めて開成町で同種同等の案件で時期もほぼ同じで申請者も同じという極めてレアなケースで公平性という観点からすると問題があるから再考せよといえないのか?


というと、明らかな違反とか考え違い、解釈の違いなら言えるが、開成町農業委員会の判断が明確に誤りとは言えない以上は


というので、


刑法でも疑わしきは被告人の利益にという言葉もあるように、国民の利益に叶うのはどちらの判断が妥当か?を考えて解釈するという考えもあるわけだから、こーいう場合は小田原の考えにあわせるべきだ、ということも必要なのではないか?


という話をしました。


開成町の新しく担当になった方は、今回の制度変更に向かうパブコメにものすごく少いパブコメ数の1つにきちんと意見してくれたそうで


その中に、この僕の事例も念頭に耕作放棄地と遊休農地の定義がしっかりしてないからこーいう問題もおこるから、もう少ししっかり定義して欲しいということを書いたそうで


それは、ホントに素晴らしい行政マンだし、ありがたかったので素直にありがとうございました、と伝えました。


今回の制度変更は、私も現場の県も市町の農業委員会事務局の人間もみんなソーラーシェアリングの規制が強化されたと判断しており、


この前、おひさまマルシェ&かなごて流域祭で来た農水省の人はそうおもってない、というところに



制度を作る人と、現場で運用する人の差が出るな、と私は思ってしまいました。


4月から導入される仕組みでは、普通の農家はやらない…会社とか団体とかそーいうところしか手が出しにくくなるような感じですよね?


ということも意見交換の場で出たわけです。


そんな所は是非、よく理解してもらった中で、仕組みは作るようにしてほしいし、


厳格に定義づけするとこと、そうでないとこも、もっと、現場で苦労する市町村の担当にヒアリングして制度を作るなど


もう少し工夫しないといけないのでは?と私は思いますね。