今日、朝、起きて寝ぼけながらいつもの癖でFacebookサーフィンしていた時に、
うちに手伝いに来てくれているけれど、正直、あまり、突っ込んだ話をしたことは無かったドリーこと、山内さん(因みに何でドリーというか?はあとで)の
このブログにたどり着きました。
何となく開いてみて、その真摯で真面目な思いに只々感銘し
今どきの20代も、自分の時も、同じようなことで悩んでいるんだな、との思いを持ちました。
なので、少し、自分が20代の頃、どんなことを思い、何につまづき、失敗して、そして、今日があるのか?という事を書きたくなりました。
山内さんを紹介してくれたのは、長谷川君でした。
さっき、車を貸して欲しいという事で待ち合わせた時、
「山内さん、いい子だね。あんなこと思ってるとは思わなかった。もっと話をしてみたい。そう思った」
という話をしました。
若くても、年とってても、ちゃんと真面目に考えている人間なんて、そんなに実は多くない。
まして、世のため、人のため、なんて思っている人はホントに少ない。
「いのちが大切にされる社会をつくりたい」
「どうして、命が大切にされない社会なのか」
本人の葛藤は是非、その先に紹介したブログを読んでもらいたいですが。
若さからの純粋さというものは本当に美しいな、と心から強く思いました。
同時に、これほど健気というか、美しく純粋無垢に物事を大人になった自分は思えているのか?
同い年の大人に比べれば「子ども」だから、純粋無垢だろうけど、しかし、なんだか、とても恥ずかしくなりました。
今からちょうど20年前
今の自分から振り返ると、一体、何がしたかったのか?よくわからないけど、独立したい、会社員では終わりたくない、政治家をやりたい、そんなことを思っていて
兎に角、ビックになってやる
そんな気持ちだけはやっていて、しかし、全く地に足がついていない
そんな感じであったように思います。そのくせプライドが高かったようにも思います。
プライドが高い挙句に地に足がついていないとどうなるか?
人間関係が上手くいかない
それで、散々、失敗しても
他人が悪い
そんなことを思っていたような気がします。
本当に何をするか?そこへの覚悟が無かった。
郵便局に行っても、基本的に変わらないから、また、同じことを繰り返してしまう。
確かに優績者になったし、選ばれし人間はなったと思うけど、それで増長して、謙虚さを忘れたらどうなるか?
あの時は、ずっと「会社が悪い、上司が悪い、同僚が悪い」そんなことを思っていたけれど
もちろん、今でも、そういう思いも全くないわけではないが
「自分の心が悪かったのではないか?」
そう、思うことの方が多くなっています。
卑屈はダメですが謙虚さは大事かもしれません(笑)
結局、自分にとって嫌なことが起きるのは、自分の心に慢心があったり、自分に責があるのだな、と…
そう思うようになることが多くなりました…
だから、最近、例えば、イベントで雨が降ったらどうしよう?とかいわれると、
雨はふりません…
なぜなら
うちは、世のため、人のためにやってるから、神仏の御加護があるから、降りません…
そう言って、ホントにふらないのです(笑)そんなことが何回もあるのです…
神様や守護霊に守られてる…
だけど、そこに行き着くために、とにかく、コツコツとやれることをしっかりやろう…
そういう気持ちは持つようにし、あとに述べる正しい考えを心にしまい、事前準備をしっかりはしますけどね…
2020年小田原市長選挙の時、会社をクビになり、取引も停止になって、逃げ道がふさがれ、
この道で生きていくしかない、
という本当の意味で腹をくくって、覚悟を決めて、世はコロナの中、緊急事態宣言の中、
飲食店をオープンし、資本金41万円の会社が3000万近い投資をして、ソーラーシェアリングも3基つくり
ガムシャラに毎日毎日、会社の経営を生きるためにやる中で
多くの人の手助けと、
正しい考えをもって、情熱を忘れず、あきらめずにコツコツやる事をやっていった時
道が開けた思いがしましてね
20代の頃、これは覚えているのだけど、小さなことをコツコツとやっていくことの大切さを言われたのだけど、
何を言ってるんだ、そんな説教じみたこと
とその時は思ってしまったんだけど
今、44歳に向かう43歳という年輪を重ねてくると、この言葉の重みを感じるのです。
しかし、その言葉が本当の意味で実感できたのは、僕が「農業」というものと向き合わざるを得ない立場に追い込まれ、そして、農業をやって来たからだと思うのです。

小さなことをおろそかにする人に成功者はいない
本当にそう思うし
経営者になった自分が、経営する時にいつも思っているのは
ソロバン勘定、損得勘定で物事を考えない

ということ。
「だけで」というのがみそで、ソロバン勘定を考えない経営者は経営者ではないので論外ですが、
損得「で」物事を考えないというのは正直、僕が一番大事にしている経営理念ともいえます。
それは、山田方谷がいう
「義を明らかにして 利を図らず」
という言葉にも通じる。
利益だけ考えたら、長いものに巻かれていた方がいいでしょ?
だけど、人としての筋道、正しいと思う事を貫けなくなるくらいなら、そんな道は選ばない
それが自分の生きざまだと自信を持って言えるようになったのは、
2020年の5月の小田原市長選挙で干されて、そこから立ち上がって、今の立場を得るまでになって
だから
41になってからだ
ともいえます。
そーいう意味では、20代に色んなことを思い、その葛藤や迷走を超えて、確固たる信念、ブレない信念を持つまでに20年かかったわけです。
長谷川君や中嶋君、かずねくん、山内さん、那奈ちゃん、入澤君、ひよっし~もだ(笑)

色んな20代を見ていて、それはそれで色々と葛藤しているのだとは思うけれど、
どんどん葛藤して悩んで、色んなことにぶつかって、失敗もして、そこからたどり着く「真理」みたいなものを大切にして欲しいと思いますね。
正直、2020年以降の数年を潜り抜けた自分には、確固たる信念もあるし、
どん底から這い上がって来たという思いもあるので、少々のことでは動揺しない不動心みたいなものも備わるようになりました。
そうでなきゃ小田原の並みいる実力者を敵に回しても平然と自分の思いや考え、
自分体
ともいうべきものを貫くことは出来ないでしょ?(笑)
だから、そういう「しなやかさ」と「強さ」を色んなことにぶつかり経験しながら身につけて欲しいと思っています。
それが確立されて、楽しくやっている、そういう子どもなら、親は必ず
誇らしい子ども
そう思ってくれると思います。
変に、親のためでなくていいと思います。自分のため、自分らしく、自分が生きたいように生きる、という気持ちを持つことが大事だと思います。
さっき長谷川君にあったら「山内翠(みどり)だからドリーちゃん」

と、教えてくれたので、これは、ドリーちゃんの素晴らしいブログを読ませてもらった僕の言葉です。
彼女とは是非、今度の田植えの時に田植え終ったあとの飲み会でよく語らいたいと思います。
本当に心洗われるいい文章でした。