福島県立ふたば未来学園中学高等学校の中学2年生の生徒の皆さんに講演させてもらいました…
実は、ここの副校長先生からのたってのオファーだったそうで、
熱い話をぜひ、中学生に向けて話をしてほしいということで声がかかった、、ということで、
大変に光栄です(笑)
リーダー学というテーマで、自分が生きていく上で、会社を経営する上で大切にしていること
と題して講演をしました。
震災と原発事故が自分の人生を大きく変えたこと…
命は時間であること…
人生80年は700800時間で、その1秒、1分をすり減らしていくのが人生…
だから、この1時間が早く終わらないかな?と思っているのは、自分の人生が1時間早く終わらないかな?と思っていることと同じこと…
自分に残された時間を考えたら、自分にしかできないことをやろう…
そう思って郵便局をやめて今があること…
正しい考えを持ち、熱意を込めて、決して諦めないで取り組むこと
推譲の精神の大切さと、なぜ、日本酒推譲を作ったのか?
利益が出たならば、今だけ、金だけ、自分だけにならず、
今の自分のためだけでなく、将来の自分の為にこれを使うべきである。また、そうした利益を広く社会の為に使うべきである
そういう意味の推譲を日本酒の名前として
耕作放棄地を蘇らせ、自然栽培で米を作り、それを230年の老舗の酒蔵に運び、
その、米を作っているソーラーシェアリングで作られる電気を日本酒製造に使う…
100%自然エネルギー、自然栽培米で作られた日本酒なんて世界でないこと…
SDGsの12番の作る責任、使う責任
これからの生産者は二酸化炭素を出さない商品製造を心がけるべきだし、
そういう商品を作る会社を消費者も積極的に選ぶことが当たり前になる社会を作りたいとの思いからこういうことをやつたということ…
今は資本主義の限界…欲望の肥大化に歯止めがかからなくなっている…だからこそ、譲る精神が大事である
そのことを実は二宮尊徳だけでなく、ほぼ、同じ時代を生きた人たちは話していた
例えば、上杉鷹山は作った学校に興譲館という名前をつけた…譲ることを興す、という意味…
大塩平八郎は、知識は行動し、実践してこそ意味がある、という知行合一ということを唱えた…とか、
稲盛和夫は、経営者たるものが絶対にやってはいけないこととして、
損得勘定でものを考えるな、
といったことなどを引き合いに出して、私がやっている、おひるねみかんのこと、ソーラーシェアリングのことを、話しました…
私達大人が今のこの状況を作り出してしまった、あらゆる意味で資本主義の限界の状況がある中、
どう原発に頼らない社会を作るか?どう脱炭素社会を作るか?
教育なんておこがましい…自分が這いつくばってやって来たことの情熱や熱意を未来ある若者に継承させたい
そんな思いから、かなごて農学校を立ち上げていくこと等も話しました。
今日、来たことも、そんな思いに駆られて来たのだ、ということをも伝えましたよ…
みんな、ホントに真剣に聞いてくれました…
ものすごく話しやすかったし、自分でも納得のいく話が出来ました。
今となっては、一人でも多くの若者に、自分の思いを伝え、その中から、立ち上がってもらうより他にない…
だから、若い人にはホントに期待してるし、若い人が何でもチャレンジして生きることが出来る面白い時代になった…
ものの味方一つを変えるだけで人生は好転する…僕には、そういうことを教えてくれた大人が、人生の師匠がいた…
良い出会いは、いい人生を作ると思う、だから、出会いを大切に…出会いをものにするにはお互いの努力がいる…
そのことの大切さをしっかり噛み締めてほしい…
そんな話もあわせてしました…
自分にとっても、人生いかに生きるべきか?を考える上でとてもいい機会でした。
改めて自分の考えを整理する意味でいい機会でした…
明日は福島の中間貯蔵施設を見に行きます…
その前にこれからエネルギーチャージという飲み会をするつもりです(笑)