映画「RUSH/プライドと友情」、超おすすめ。
■映画公式サイト
http://rush.gaga.ne.jp/index.html
えーっと。えーっと、
悪いところが見あたらない。
全てにおいて、完璧に素晴らしい作品でした。文句のつけようがないよΣ(-□-;)!!
サブタイトルに「プライドと友情」、
コピーは「あなたの、生涯の1本を塗り替える。」となっていたけど、
このコピーは大袈裟じゃない。
そしてまさに“プライド”と“友情”の物語で、
それをテーマにした作品は映画でもドラマでも漫画でもいっぱいあるし、それだけに扱いかたを間違えると非常に陳腐になってしまう難しいテーマなのに、
めちゃくちゃ感動大作に仕上がっていました。
観た後、席から動けなかったもん。
涙が、止まらなかったもん。
Wikipediaからですみませんが、
どういう作品かと、前半のあらすじを引用させてもらいます。
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★作品
『ラッシュ/プライドと友情』(Rush)は、1976年のF1世界選手権でのジェームス・ハントとニキ・ラウダのライバル関係を題材としたロン・ハワード監督、ピーター・モーガン脚本による2013年の伝記アクション映画である。
★あらすじ
1970年代、毎年2人が事故で死亡するF1の世界で伝説となった2人のレーサーが存在した。
ジェームズ・ハントは野性的思考であり、毎日を人生最期の日の様に謳歌する豪放なプレイボーイで、勘を活かした走りを得意としていたイギリス人。
ニキ・ラウダは「コンピュータ」と評される論理的思考であり、レーサーのイメージとはかけ離れた勤勉な男で、工学の知識を活かして自らマシンを整備する走りを得意としていたオーストリア人。
全く正反対の性格の2人はやがてライバル関係となり、度々レースで競い合う仲になる。
そして1976年— シーズン成績1位を独走するラウダとそれを追うハント。
その日は朝から豪雨でサーキットの状態が悪かったため、レースを決行するべきかどうか審議が行われた。
ラウダは中止を主張したが、ハントは決行を支持し、最終的に予定通り開催されることとなった。
しかし、そのレースでラウダはクラッシュし、生死をさまよう重症を負ってしまう。
ハントは彼のクラッシュの原因が自分にあると考えショックを受けるが、その後のラウダが参加できないレースでラウダとの差を埋めていく。
一命は取り留めたラウダは、病院でその様子を見て奮起し、
事故後わずか42日後にレースに復帰するが......。
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まずこの作品の素晴らしいところは、「車のことが一切わからなくても内容が理解できる」。
それって本物だと思う。
私は、車の構造とか運転のこととか、F1のルールもなにも知らないのに、
“ヒューマンドラマ”として全編を楽しめた。
例えるなら、ドイツ語で歌われているレクイエムを聴いて、なに言ってるか意味は全然わからないのに、なぜか全身が震えるほど感動してしまうのに似てる。
私でさえそうなんだから、
F1が好きな人、ニキとハントの活躍を手に汗握って応援してた人が見たら、泣かないでいられないだろう。
私は実際のニキとハントのクラッシュや勝負の結果を知らなかったので、
どっちかがどこかで死んじゃうんじゃないかとか、結局どっちが年間グランプリになったの!? というのが最後までわからなくてハラハラしたので、
知らなければ知らないなりにどきどきできるよ(^-^)
(知ってる人は「ああ、この後、ニキはこうなるんだよなぁ~」とか思いながら観たら感慨深そう~。
私も、1回観て結末を知ってからもう一度観たら、さらに深いところまで観られそう)。
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内容はやっぱりネタバレしたくないな~……。
まだ公開中だと思うので、迷ってたかたには是非観にいってほしいです!
対照的な性格の2人は、どっちが悪役でもなく、
いやもうむしろどっちもヒーローだよ! スーパースター!!
ニキが、死ぬのを怖がってるんじゃなくて、死ぬ確率が(天候などの条件が良いレースでも20%もあるので)「20%以上」になるのはゴメンだ、という冷静な判断力。
死に面する仕事はしているけれど、死にいそいでいるわけじゃない。
山登りのプロが、頂上を目前にしても危険と判断したら引きかえすような、
本当の怖さを知っているからこそ無茶をしない姿がカッコよかったです。
物語のどこで出てくるとは言わないけど、
「だが、オレをここに引きもどしたのもお前だ」
って言葉と、
“トイレでボコる”
シーンは最高にカッコよいので是非観てください(笑)。
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添付は、映画のフライヤー。
両面印刷で、ニキとハントが載ってます。
男の人は車好きな人多そうだから、宣伝しなくても観にいくと思うけど(笑)、
こーれはぜひ女性にも観てほしい、ってことで、
フライヤーは女性に興味をもってもらうことを狙った内容だと思います。
そして、誌面の多くが、日本人F1レーサーからヒャダインさんから作家に漫画家、叶姉妹までさまざまな著名人のコメントに割かれていたのですが、
私はデーブさんの以下の一言がほんとに「そうそう!」と思った(笑)。
デーブ・スペクター「迫力がありすぎて、思わず安全ベルトを探した!」