日本画を見てきました | 遠藤花織「秘密」

日本画を見てきました


遠藤花織「秘密」

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相方1はアニメやゲームに詳しく、
相方2は美術館や映画に詳しくて、

日曜は相方2と日本画を見に行ってきました(^-^)


企画展のメインになってる江戸時代の画家を私は知らなかったんだけど;
時代や画風が近い他の画家の作品も同時に展示される中に、


伊藤若沖

(携帯でニスイが出ない! サンズイじゃなくニスイの「沖」で「じゃくちゅう」です)


の名があったので、若沖の好きな私も「行く~~~っ!!」と(^▽^)♪



実物はどうしてこんなに凄いのだろう。


当たり前だけど、よくあるポストカードに比べると実物は大きいのもあるけど、
うねるような流れるような筆の動きが生き生きしてる…!

それでいて細部は驚くほど繊細だし、
この迫力をなんと言っていいのだろう。


相方2は近づいて観察したり、遠くから全体を見わたしたりして鑑賞していました。

うん、近くで見るのと、離れて見るのでも印象変わるね(@_@)




そしてふと、メインの画家(漢字が難しくて携帯で出ないよ)の唐獅子の目の描き方を見たとき、


「もしかして、“ボストン美術館展”のメインビジュアルになってる龍の絵はこの人の…?」

と思いました。



東京・上野の国立美術館の140周年記念かなにかで、
“アメリカに渡ってしまった貴重な日本画が帰ってくる!!”
って大々的に宣伝してて、

先月東京行ったときは駅で大きな水墨画のポスターを何度も見たので、

あの目の描き方はこの人の描き方だと。

(あとで調べたら当たってました(^-^))



マンガに例えるのもなんだけど;

やっぱり癖というかタッチってあるんだね。

たとえ冨樫先生がセーラームーンのキャラ描いてみたって、
やっぱり冨樫先生の絵だってわかるもんなあ。



“影響を受けた後続画家の作品”を見ても、
似たかんじだけどやっぱり違う。

墨の濃淡で描きわける水墨画でも、それぞれの画家の個性でものすごく広がりのある世界なんだなぁと。



後続画家や同じ時代の有名画家の絵がずらーっと並べられてるゾーンは、
まず絵を見てから作家名や解説をチェックするのだけど、

絵を見て「わ、すごい!!」と感じたものは、

円山応挙

だったり、

伊藤若沖

だったり。



ああ、後の世でも広くたくさんの人に人気の画家って、
誰の目にも明らかな圧倒的魅力があって、
皆が「これはすごい!」と思うから、人気作になるのだなぁ。

と、
マンガのヒット作に納得するように絵を見ました(笑)。



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画像は、この日の展示で気にいって買ってきた若沖の『鸚鵡図』ポストカード。


奇しくも、同じ日の上野のボストン美術館展にも、
このオウムを左右反転した若沖の別の『鸚鵡図』(画像2枚め、公式サイトより引用)が出てたようです。



なんか世界はつながってる。気がする。