つらすぎて続きが読めなくなりそうなマンガは、
意外とまだ2冊。
2冊めとなったのが清水玲子先生「秘密」最新刊。
私の個人サイトとアメブロの名前(「秘密」)の由来にさせていただいた、大好きな作品ですが…、
最新刊を読んで、
あまりの内容のつらさに次の巻が読めないかも…(;_;) って気持ちに。
途中で読めなくなったのは今までには1冊で、
井上雄彦先生「リアル」。
すべてが上手くいっててちょっとチョーシ乗ってた、バスケの得意な高校生の少年が、
突然の事故で両足の機能を失い、
そのことを聞かされず、ベッドの上で学校のことや、可愛い看護師をナンパしようかなーなんていつものように考えてるときに、
全く感覚がないままに排泄物を垂れ流してしまう、それで、自分の足が動かなくなったことを知る…っていう、あれまだ1巻だっけ、2巻だっけ。
かなり最初のほうの展開で、なんかもうその高校生の絶望が痛すぎて見てられなくなってというか…、
長い間、その続きを読めずにいました。
最近よく話題にしている「ウシジマくん」なら、えぐい内容と痛々しい心理状態を細かく細かく描写するのには目を覆いたくはなるんだけど(苦笑)、
リアルでいてファンタジーのような、適度な距離感があるからまだ読めて、
「殺し屋イチ」ぐらいになるともう完全ファンタジーのように(主題はメルヘンのような気がするし)読めて、
「多重人格探偵サイコ」までくると絵がきれいすぎて現実感がないので読めて、
でも、絵がきれいで、話も現実的で、
「スラムダンク」は凄く好きだったのに、
「リアル」はだめだったんだなーーーーー(T^T)
最近ようやく克服して10巻ぐらいまで読んだけど(ストーリー面白いね!)、
主人公の全くヒーローぽくない風貌が作品の雰囲気をマイルドにしてて好き(笑)。
和月先生だったら「るろ剣」より「武装錬金」、冨樫先生だったら「幽白」より「ハンター×ハンター」(一番好きなのは「レベルE」)と、後に出た作品のほうが大人向けというかそんな感じがして好きなんだけど、
「リアル」も私の中で「スラムダンク」を超えました。
「秘密」にも今まで辛いシーンは多かったけど、
今回はだめだ、今回のあの、”身内の不幸”感がひどくだめだ(T_T)
え、ここまで描いちゃうの? この人まで死んじゃうの!? と…。
天地さんのときも辛かったけど、青木くんの直接の身内はきついよーーー!
重くて暗いマンガは好きなんだけど(ただ暗いだけじゃいやだけど、テーマが深いものが好き)、
読後しばらくダメージ残ります…(笑)。