歴史はくりかえす
またこの階段を、
ダンボールかついで登ることになろうとは…。
だけど今度はひとりじゃない。
REIちゃんが一緒だ。
そして今回は階段じゃない。
隣についてるエスカレーター使っちゃうもんね(笑)。
写真を載せるのは初めてになりますね。
私も久々にここに来ました。
ネタにしつくしてウザイ感がある「大阪ドームの荷物運び」(=ツアーグッズ売りのバイト)で登ったという階段は、ここです。
写真に写ってるのが2階までで、踊場をこえてあともう1階分あるよ。
数年後に、数年前には思いもよらなかったことになってたりする。
荷物運んでたころにこの未来は、予想できなかったな~~~(笑)。
そしてまた、今回はいろんなところで、
「ここ数年続けててよかった」と思うことが、ありました。
まずはコスサミ当日、コスプレ衣装一式だけでもけっこうかさばるのに(※コスプレイベントは会場内の更衣室で着替えます。なので、私服を着て、衣装は別に持ってかなきゃなのでただでさえ荷物が多いんだな)、
みかん箱とめくり2本分、計4個のダンボール箱はなるべくコンパクトに畳んでもやはり大きい&重いものでした。
それを相方と2人で電車に乗せ、大正駅からドームまで歩き、ドームの中でも一番遠い場所にある搬入口から会場に運びいれ、
い、いくら私たちが”オッサン娘”(私)と”乙女武将”(相方)でもこりゃキツイわっ…と始まる前からへとへと気味でした。
そんな折です。
受付がわからずウロウロしてた私たちに、スタッフじゃないのに親切に道案内をしてくださったおねいさんが、
「あ、花織ちゃんだ!」
と気づいてくださって、
去年のコスサミ名古屋予選見てたんですよ、HPも見てるんです、と言ってくださったりしました。
今でもたまに「裏探偵ファイルから見てました」というメールを頂いてビックリすることがあるんだけど、
そんなときは、あぁ、コスランに参加してよかったなぁって思うんだけど、
このときも、あぁ、コスサミに参加しつづけてきて、よかったなぁって、思いました。
今年は参加、けっこう危うかったんだよね。
2人1組で参加というルールになってから、毎年「コンビを組むならREIちゃんしかいないと思う」と言ってREIちゃんに一緒に出てもらってるんだけど、
今年はプライベートやらなにやらで色々重なってしまったらしく、何かに誘ったときはたいてい気持ちよくOKしてくれるREIちゃんが苦渋の決断といった顔つきで、「悪いけど、今年は………」と、本当に辛そうに、最初、謝られてしまいました。
REIちゃんのせいじゃないんだから私も無理にとは言えず、
また、私が無理に言えないのに気づいてしまうREIちゃんはさらに辛そうで、
それが、予選の3ヶ月ぐらい前でした。
例年なら衣装も作りはじめてるし、「NARUTO」の年は猛練習したから練習だってはじめてた時期。
そこから、
これまでに着慣れているキャラクターで、今から新しく衣装を作らなくても良い、
かつ、「舞台に立つのは苦手」「しないでおこうと思っても緊張してしまう」という相方が少しでも緊張しないで済む方法はないか…
限られた時間と条件の中から生まれたのが、座ってカレーを食べる銀魂コントでした。
神楽だったら超似合ってるのはこれまでに何度も見ているし、
座っていれば少々足が震えても大丈夫、
ダンスや劇だと2人揃っての練習が不可欠だけど、今回みたいなパフォーマンスなら個別に練習して時間が短縮できる。
歌やダンス、早着替えはこれまでにやってる人がいるから、
私たちは(コスサミ史上では)まだ誰もやってないことをしよう! って思ったのもあるけど、
↑のような条件から生まれたものでもありました(^-^)
相方は、私のためにそこまで考えてくれたのに、私が出ないわけにはいかないと、
やつぁ男気と責任感のあるヤツだからね、そう思ってくれたんでしょう(笑)、
「これまでに着てた神楽の衣装でいいよ」
って言ったのに、
コスサミ用衣装を新たに作って、参加してくれました。
動画をとらなかったことだけが心残りですが(妹のデジカメの動画モードはなぜか1分しかとれないので諦めてしまったんだけど、今思えばケータイのムービーで録ってもらえばよかった(>_<))、
会場の皆さんには笑っていただき、
あとで日記にアップしたら日記を読んでくださってる皆さんにも笑っていただけたようなので(^-^)、
あぁ、今年も参加してよかったなぁって、思いました。
相方も楽しそうに笑ってくれてたしね(^-^)
私は自分がどっかのバンドのファンだったりしたから、
ライブに行く気持ちや、その人の活動を応援する気持ちがある。
誰かに憧れたり、誰かのがんばる姿を見て自分もがんばろうって思ったりする気持ちがわかる。
自分が誰かのファンだったころ、「皆さんからの手紙に元気をもらってます」なんて言ってる人を、
ファンとして嬉しいなぁと思う気持ち半分と、そんなん、どうせちょっとお世辞で言うてはるんやわーなんていじける気持ちが半分あった。
でも今ならわかります。
私のことを「がんばれー」って思ってくださる人の気持ちも、
「がんばれー」って思われるとお世辞じゃなく嬉しいんだって気持ちも、どっちも。
相方がいなければ、今年皆さんに笑っていただくことはなかった。
皆さんがいなければ、遠藤花織はここまで続けてこなかったかもしれない。
あらためて、ありがとうを言わせてくださいm(_ _)m
また明日からも、がんばっていくね!