スカイクロラを見た、つたえたいことがある…っていったい何?と期待していた。脚本がつまらなかった、まるで世界の中心で愛を叫ぶみたいな脆弱な小手先のうわべだけの観念的な死生観、商業作品なのに推敲してないのか?実験してんのか?テーマはまたもや生きろ!絶望を乗り越えろ!か?そんなのいちいち言われないとダメな人にはやはり面白いのか?
人間を、人間の闘争を安全なところから見物している人間が書いた戦争もの…ナンセンス…脚本家は若い女性かな…なんでそんな人に書かせたのか?女性作家、女性監督に最近ありがちだが本人が結構、美人だったりするのか?他に才能がある人材がいてもそれで頭一つ出る…業界はそんなのばかり…
話はとんだが、キルドレは見ためが子供の設定なんだったら声優はほんとうに子供にすればもっと生々しい情感が出た筈。子供が大人の情事をし、殺しあい、死んでいくというからこそ、神の視点から人間とは何をやろうとしている生き物なのかと見ることができる話だったのではないか? 普通の20代の役者の声だったら戦争に駆り出される適齢期の人間じゃん…そうにしか見えなかった。「子供」が殺しあいをさせられているという残酷な画には見えなかった。スカイクロラはVFXを駆使して実写でやった方が面白いかもしれない、またアヴァロンのような散々なことにもなったのかもしれないが、アニメじゃわかんないよ。あどけない子供なのか適齢期の青年なのか微妙だった。子供故に感じるセクシャリティもあったはずだし、ポテンシャルの高い原作だったのだと思う。原作はまったく知らないがもっと残酷なファンタジーといったものなんだろう。
僕は中学校の時に見た「オネアミスの翼」でいいや。あれもライトスタッフにややファンタジーというだけだったけど。映像には魅了された、もっと何かフェチでマニアックなものがあった。
しかし日本は圧倒的にアニメは良質、画面の作り方がいい、背景画がいい、デザインがいい、色彩がいい、戦闘機がややスターウォーズのXウィングファイター似ててマイアミバイスに出てきた潜入時に使用した~500とかいう飛行機に似てるが、空中戦だけはよかった。いい感じの効果音に重低音、スカイウォーカーサウンドもいい、空中戦の突然スローになり機銃掃射もよかった、そのぐらい。押井守は人間を描けないのだからいつものように全員不寛容で冷徹で能書きたれでいいので、どうせやるならもっとフェチなマニアックなものをやってほしかった。スカイクロラで登場人物がやや理論武装してるのは間違いではないか、感情と感覚で動き、ラブシーンやるならとことんR18アニメにすればよかったのに。性(生)と死、メカと人間、絶望と希望、を描けばよかったと思う。否定的なことばかり綴ったが強いて言うなら脚本はダメだが敢えてたんたんとやったのは評価できる。しかし、設定はとても魅力的、見る前に妄想を膨らませてしまった…
大人になれない永遠に子供のままの人間たちが大人たちの作りだした戦争という、日常を維持する為のショーに駆り出されている、これはすごくいい設定なのに、なんでああなるの?
神風特攻隊ともだぶりブリキの太鼓ともだぶり、インタビューウィズバンパイアのキルステン・ダンストともだぶり、雑念と退屈な時々押井節になるマメ哲学台詞に眠気と闘う映画であった。
しかし、エヴァンゲリオン、バトルロワイヤル、etc…なんで最近はリアルに子供に殺しあいをさせるものが流行るのだろう…多くの作家の中にいきづいてる「リアルな人格」が子供のままになってきているのか?ちょっと気になる。世の中ピーターパンシンドロームの叛乱が始まっているのか…