ゆめをみたんです

とても不思議な夢でした

俺は奥深い林の真ん中に立っていました

そして、当ても無く森の中をさまよっているのか、目的地があって歩いているのか分からないのですが

気づくと山を登っていました

かろうじて道と呼べるようなものもあります

雪は降っていなかったのですが肌を刺すような寒さで、手はかじかみ、息をかけながら指をもみながら、息を切らして足元の悪い山道をえっちらおっちら歩いていたのです

と、突然、後ろで何本もの木が倒されたような音がしました

俺がびっくりして振り向くと、大きな毛むくじゃらの足があり、見上げてみると天然パーマでメガネをかけた100メートルもありそうな大男が立っていて、俺のほうをじっとその大きな瞳で見下ろし睨みつけていたのです

俺と目が合うとその大男はしゃがんで顔を近づけてきました

それはそれは大きな顔で鼻息でよろけるくらいでした

それより驚いたのは大男が言った一言でした

なぁテレフォンカード貸してくれないか

もちろん台風のような大風が吹いたので、周りの枯葉は舞い上がり、ほとんど言葉ははっきり聞こえませんでしたが、たぶんこんなようなことを言っていたと思います

俺は何のことかわかりませんでしたがとにかく怖かったのでコートのポケットをまさぐるとなんとテレフォンカードが一枚はいっていたのです
俺は大男に差し出しました

ありがとう

俺は吹き飛ばされて木に激突しました
俺が再び立ち上がり大男の顔を前に置くと大男はその大きな口で器用にくわえ、ひとつうなずくと、再び立ち上がりました

そして、テレフォンカードを手に持って大きく振りかぶったかと思うと

テレフォンカードは突然大男の肩幅くらいに巨大化したのです

大男はそのまま私が頂上を目指していたその山にそのテレフォンカードを突き刺しました

するとどこからとも無く耳を劈くような呼び出し音が鳴り始めました

大男はこれまた地響きがするくらいの声で

ピザ!!!

と叫びました

するとどうでしょう

空から宅配ピザのはこがたくさん降ってくるではありませんか

しかも俺たちが普段食べているようなサイズのものがです

大男はそれを一つずつ器用に指を使って食べ始めました

私のそばにも落ちてきたので手にとって開けてみますと、ちょっと普段食べているものとは違いますがほとんどピザと言っていいものが入っていました

食べていいぞ

大男は口をもぐもぐさせながら言いました

お言葉に甘えてほおばってみますとそれはそれはぱさぱさで粉っぽくとてもではないですが飲み込めるものではありませんでした

なので、俺は

山頂を目指すので、これで

と言ってその場を立ち去りました


疲れたので続きはまたこんど