息詰まる投手戦をワンチャンスで勝ちに繋げた価値ある勝利。
阪神は開幕してここまでカード初戦を尽く落としてきた。
そして昨日の相手は開幕カード負け越し、27得点を奪われた宿敵巨人。
その巨人相手に接戦をしかもワンチャンスを生かして勝利できた事は今後に弾みが付く勝利になったと思う。
そのワンチャンスをモノにした攻撃もまさに理想的な得点の仕方だった。
巨人の得点チャンスを好守備で防ぎ、好守備した1番上本がチーム初ヒットでノーアウトで出塁し、2番大和が1球で送りバントを決めてクリーンアップが打点を挙げる理想的な得点だった。
マートンの前を打つ4番ゴメスが自分が決めたいという気持ちを持ちつつもしっかり粘って四球で繋いだ事は巨人にとって大きなダメージを与えた。
その後を打つマートンも上手くセンターから右方向を狙って強く叩けた事が好結果を生んだ。
そして何より先発したメッセンジャーが巨人打線を寄せつけず、7回まで1安打ピッチング。8回に3連打で1点は返されたものの素晴らしい投球内容だった。
メッセンジャーが8回まで投げ切ってくれた事で登板機会が増えていたリリーフ陣を休ませる事ができたのも今日、明日に向けて価値のあるモノとなった。
3連勝、初戦を良いカタチで勝利出来た。今日先発は昨日登板のメッセンジャーと登板日を入れ替えての登板。前々回、前回と本来のピッチングではなかった能見がどんなピッチングを見せてくれるのか楽しみである。一気に連勝で勝ち越し、あわよくば3連勝を捥ぎ取りたいところだ。
ここで一気に波に乗れれば当面良い状態で戦えるだろう。