おはようございます!(^^)!
北習志野えんどう内科 院長のえんどうです。
本日のお話は予防接種についてです。
寒くなり始めると、抵抗力が低下し始めて
普段ではかからないような
病原体にかかりやすくなります。
そんな冬場を本格的に迎えるこれからの時期
糖尿病患者さんには
特に打っていていただきたい予防接種
というものが、5つ存在します。
数ある予防接種の中で
特にこれだけは・・・というものを集めました。
それでは、いってみましょう!
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北習志野えんどう内科は
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糖尿病患者さんは
血糖コントロールが不良な状態が続いた場合
免疫機能が低下して、
様々な感染症にかかりやすくなります。
そのため、米国糖尿病教育者会議
(American Association of Diabetes Educators)
以下AADEは、
糖尿病患者さんは、
[推奨される予防接種を全て受けるべき!]
と発表しています。
糖尿病患者さんは
高血糖状態が長く続くと免疫力が低下し、
インフルエンザや肺炎、B型肝炎、破傷風、帯状疱疹
などにかかりやすく、
これらがもたらす
深刻な合併症リスクも高まるためです。
糖尿病専門家の権威である
米バージニア・コモンウェルス大学准教授の
Evan Sisson 氏は言います。
「これらの感染症は
ワクチンを接種することで予防できるのだ」と。
氏はさらに続けます。
「全ての糖尿病患者は、自分がどの
ワクチンを接種する必要があるかを知り
未接種のワクチンや再接種が
必要なワクチンがないかどうかを
医師に相談すべきだ」
AADEは糖尿病患者さんに対し、
以下に挙げるワクチンを接種するように
強く推奨しています。
①インフルエンザワクチン
季節性インフルエンザの予防には
予防接種が最も有効です。
糖尿病患者さんによくみられる
インフルエンザの合併症には、
血糖値の上昇の他に
肺炎、気管支炎、副鼻腔炎、中耳炎
などが挙げられます。
②三種混合ワクチン
(百日咳、ジフテリア、破傷風)
百日咳、ジフテリア、破傷風という
かかると致命的な感染症を予防できます。
このワクチンは10年ごとに接種が必要です。
そのため、最終接種日を
受診した病院へ確認した方がいいでしょう。
なお、日本国内では四種混合ワクチン
(百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオ)
に含まれています。
③帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹自体や
皮膚症状が消失した後に痛みが残る
帯状疱疹後神経痛(PHN)を
発症するリスクを大幅に低減できます。
ワクチン未接種者では、
帯状疱疹やPHNは高齢になるほど
症状が深刻になるとされています。
50歳以上の場合は
帯状疱疹に特にかかりやすくなるので
50歳以上の方はワクチン接種を
積極的に受けるべきでしょう。
④肺炎球菌ワクチン
糖尿病患者さんは
肺炎球菌感染による死亡リスクが
とても高いです。
肺炎球菌は脳の髄膜に感染すると
細菌性髄膜炎を引き起こします。
しかも、それだけではありません。
耳に感染すると中耳炎、肺に感染すると肺炎、
血液中に入り込むと菌血症を引き起こします。
糖尿病患者さんは、ワクチンを
65歳になる前に1回
65歳以降に2回目を
接種することをお勧めします。
⑤B型肝炎ワクチン
B型肝炎は血糖測定器や指先の穿刺針といった
治療器具を共用することで感染する可能性があり
糖尿病患者さんにとって
B型肝炎ワクチンの接種は非常に重要です。
接種は60歳未満で推奨されているので、
60歳以上の場合には主治医に相談しましょう。
【まとめ】
いかがでしたか?
本日は、糖尿病患者さんにとって
絶対に受けていただきたい5つの予防接種
についてお話しさせていただきました。
空気も乾燥し、気温も下がって
抵抗力がおちやすくなる冬場。
怖い伝染病からカラダを守るためにも
是非、予防接種は受けられるように
していただけたらと思います。
もちろん、手洗いとうがいは
忘れないようにしましょう。
それではまた! 今週も
とびきり最高な週末にしていきましょう(^^)
北習志野えんどう内科 えんどう