鼓膜に刺した無音の雑音
貴方の吐く残酷な優しさ
安息が俺を殺す
生まれた後悔を祈む
爪が食い込む肌 滲んだ夕闇
首から下だけ愛してる
想いを零す唇は縫合した暁で濡れてる
滲む深紅が俺で居れる唯一
幸福であれ
須らく希望を描く人の子よ
祝福あれ
祈る神の加護は明日さえ殺してくれるでしょう
光舞うステンドグラス
注ぐ礼拝堂
唱う賛美歌
祈る子供達は何も知らなくていいさ
幸福であれ
突き付けられた希望が明日を奪う
祝福あれ
崇める神の加護は今日を揺らす子供さえ愛してくれるさ
神よ何故無条件に俺達は幸福になれない?
神よどうして平等に皆微笑むことが叶わない?
祈りさえ殺す暴力の詩
憎み合い奪い合う為にこの手があるの?
光舞うステンドグラス
ただ普通の日々を望み願う筈の
俺達は何故嫉み蔑み嫌い合い殺し合う
報われない愛を返して
祈る声さえ殺す雑音が願いさえ奪い尽くす
ねぇ神様この詩が聞こえますか?
洗い流しても落ちない赤が痛いよ
ねぇ神様この詩が届いていますか?
もう起き上がらない小さなこの子が何をしたっていうの?
希望そのものに殺され続け
何も知らない世界は今日も笑う
加護なき礼拝
誰にも届かない価値のない詩を垂れ流す
この声は今日も死を生きる
梔子の詩


