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残滓

ただ自己満足で詩というか駄文を綴るだけです。
もし何かしら感じてコメントして戴けたら幸いです。


鼓膜に刺した無音の雑音

貴方の吐く残酷な優しさ

安息が俺を殺す

生まれた後悔を祈む


爪が食い込む肌 滲んだ夕闇

首から下だけ愛してる

想いを零す唇は縫合した暁で濡れてる

滲む深紅が俺で居れる唯一


幸福であれ

須らく希望を描く人の子よ

祝福あれ

祈る神の加護は明日さえ殺してくれるでしょう


光舞うステンドグラス

注ぐ礼拝堂

唱う賛美歌

祈る子供達は何も知らなくていいさ


幸福であれ

突き付けられた希望が明日を奪う

祝福あれ

崇める神の加護は今日を揺らす子供さえ愛してくれるさ


神よ何故無条件に俺達は幸福になれない?

神よどうして平等に皆微笑むことが叶わない?


祈りさえ殺す暴力の詩

憎み合い奪い合う為にこの手があるの?


光舞うステンドグラス

ただ普通の日々を望み願う筈の

俺達は何故嫉み蔑み嫌い合い殺し合う


報われない愛を返して

祈る声さえ殺す雑音が願いさえ奪い尽くす


ねぇ神様この詩が聞こえますか?

洗い流しても落ちない赤が痛いよ

ねぇ神様この詩が届いていますか?

もう起き上がらない小さなこの子が何をしたっていうの?


希望そのものに殺され続け

何も知らない世界は今日も笑う


加護なき礼拝

誰にも届かない価値のない詩を垂れ流す

この声は今日も死を生きる


梔子の詩





ざざら夢ぞぞろ

不確かな悪夢

苦い舌を噛む薄闇紅

暮れない夕刻

ざらつく唇

口付けて血腥い愛液で


ぞぞろ嘘ざらら

浮遊した泡沫

甘い声で劈く残響漆

暗い深紅の虚空

ざらつく唇

口付けて血腥い劣情を


満たされて躁鬱

繋いだ手の君は誰?

黒塗りの最愛

潰れたお目目はきっとビードロ


殺されて行燈

赤く火照る頬が裂ける

差した曖々傘

潰れた夕暮れが注ぐ

もう濡れるのはたくさんだよ


ざざら愛そぞろ

漫ろ縫う嬲り綴り

斑模様の浴衣は薄紫

嗚咽と虐咽

白濁した硝子玉

きっと君なら死んでくれるね


如何して泣いているの?

もう悲しみさえ死んでるのに

如何して死んでいるの?

もう死さえ曖昧に夏は涸れているのに


くくり首ぐらり

吊るされた愛は居ない

満たされた夢の腐臭

濁ったビードロはもう何も映さない


夏は終わるよ

そうやって今日も空は降り注ぐ

こうやって明日も俺は君を繰り返す





「独りだね」

届かない声で囁く空は滲んだまま

綺麗な灰色


何時だって孤独

僕らの我儘を背負う太陽

何時だって安息

僕らを照らす笑顔


雨が降り止まないよ

君なしの空はもうずっと曇ったまま

君のいない朝はもう涙が降り止まないよ


「あの日僕は無力で

何も護れないくせに

全てを護ろうとして

あの夜僕は全てを失った」


君が居ない毎日はとても退屈だよ

僕はどうやって笑ってたっけ?

君の温もりだけが今も優しくて

優しすぎて寂しいよ


太陽みたいに微笑む君が

曇天に滲む僕を何時も照らしてくれてた

どうすれば僕も誰かの太陽になれるかな?


どうして僕はこんなに独りなんだろう

「明日になれば晴れるから....

「止まない雨はないから....

もう聞き飽きたよ

土砂降りでもいいから抱き締めて

もう独りは嫌だよ


ずっと憧れてた太陽は死んだ

僕を背負う空が泣き止まないんだ


「独りだね。」

この詩は届かなくても空は今日も晴れてるよ

他愛ない日々が柔らかで溢れそうな幸福

綺麗な陽だまり色


何時だって憧れてた

僕らを照らす強がりな太陽

何時までも僕らを照らす笑顔

君色の花が咲いている空


「大好きでした。」


明日は僕が君のいない空を照らしてみよう

微笑むのがまだ慣れてないから

天気雨になるかもしれないけれど...

君みたいに素敵な笑顔はできないけれど...


僕は僕のままこんな日々を

いつか笑い合える日まで

濡れた空

陽だまりの雨


曇天の笑うその果てへ

いつかそうやって僕らは一緒に笑うんだ


photo by あいと

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