以前から取り組んでいるこのプロジェクトに終止符!!

 半年前ぐらいに開発に2か月も掛けて挫折してしまったので諦めかけてたのですが、最近hotなchatGDPを使って遂にプログラムを完成させることができました!!

chatGDPは無料で配布されてるver3.5では使い物にならなかったので月2500円課金してver4.0を使用しました。

 

元々、自作アンプに掛かるトランジスタのhfeを精密に測定したいのが製作を考えたきっかけであったのですが、僕が構築したシステムではアンプで実際に使用される程度まで高電流を流して測定するため難しく、1度測定したものを再度測定したら異なる値が出たりしたのです。

(大きいパッケージのトランジスタではhfeを正確に測定するにはある程度電流を流すのが必須のようです)

 

 

計測方法もいくつか考案して実施しましたが、通電中のトランジスタの温度変化もあって十分な時間通電させてから測定しないと誤差が大きくあったのです。

 

 

そもそも、上で実施した手法は高精度なデジタルマルチメータの値を時間が経ったら記録するというアナログ的な方法だったので、電源を入れてから数秒間に一番変化が大きいIb-Ic間の値が正確に記録できない問題もありました。

 

そんなわけで考えたのが測定の半自動化です!!

 

 

 

RaspberryPiにRS232接続でマルチメータ2台に接続し、入力された電流を割り算hfe=Ic/Ibを行うことでhfeを直感的に求めるというものでした。

そんなプログラムがついに完成しました!!

まだ、トランジスタは未測定なので検査の条件はこれから検討する必要がありますが、概形のシステムとしてはこれが大枠になります。(グラフは例)

しかも、今回求められた値はCSVファイルに保管するようにしているためデータの編集も簡単です!!

多分、ここに体温計みたいな感じで数分後のhfe値が予測できるような数理モデルを入れればhfeを正確にかつ早く測定できるのではないかと考えてます。

今度は実践してトランジスタのhfeを測定してみたいと思います。

 

 

 

~くろうしたはなし~

Node-redは基本的にブロックを連結させて描くプログラムなのですが、それゆえ構造がわかりづらく苦労しました。主につまずいたのは2点

・マルチメータが2台あるのでそれぞれに名前付け!?

・マルチメータ2台の同期

 まず、マルチメータが2台あるため名前を付けなければいけないという点です。これ、プログラム書いてて思ってはいたのですが、具体的な解決方が意外と載ってなかったりするんですよね~そんなわけでchatGDP4.0君に解決策を求めました。やはり、名前をつけないといけなかったのです。

 次に躓いたのがマルチメータ2台の同期。これ、同じマルチメータを繋いでいるんだから、入力された値を単純に割り算したら求められるんじゃない??って思いがちですが、そうでもない。マルチメータから得られる値には微妙にラグがあるので値の取得ごとに計算が実行されてしまったのです。結果的に、片方の値しか持ってない状態なので”Null”計算できるものがないよ!と出力されます。そこで、2つの値が揃うまで待って計算するという方法でなんとか解決しました。

 

単純に、2台のマルチメータの出力を割り算するだけと考えてましたが、思わぬところで落とし穴にハマりました。

ここでも、トラブルシューティングに付き合ってくれたのは他でもないchatGDP4.0です。月額2500円も課金してるだけの恩恵はありました。