兼六園散策と加賀旬味ノドグロ会席料理で舌鼓 | 今日のは口に合わぬ!

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やってまいりました、日本一の庭園とされる特別名勝『兼六園』!


やはり金沢といえば兼六園でしょう!! 


金沢観光で兼六園を見ないなんて、ありえませんww



兼六園とは古代中国の詩人、李格非の『洛陽名園記』から抜粋した「宏大・幽邃(ゆうすい)・人力・蒼古(そうこ)・水泉・眺望」の六勝を兼ね備えていることから白河楽翁公(寛政の改革を行った老中、松平定信その人)によって兼六園と名付けられた。


以下、兼六園HPより抜粋

「庭園では六つのすぐれた景観を兼ね備えることはできない。広々とした様子(宏大)を表そうとすれば、静寂と奥深さ(幽邃)が少なくなってしまう。人の手が加わったところ(人力)には、古びた趣(蒼古)が乏しい。また、滝や池など(水泉)を多くすれば、遠くを眺めることができない」そして、「この六つの景観が共存しているのは湖園(こえん)だけだ」と結ぶのです。すばらしい景観を持した庭園として賞された湖園。兼六園は、この湖園に似つかわしく、六勝を兼ね備えているという理由から、文政5年(1822)、その名を与えられました。
 



兼六園といえば・・・まず、霞ヶ池は拝みましょう! (・∀・)☆

水面に鏡写しになる唐崎松や蓬莱島、灯篭、内橋亭の眺めは圧巻の一言に尽きます。


景色はいいのだが・・・兼六園は相も変わらず中国人集団がうざかった。( ̄^ ̄)

兼六園といい、伊勢神宮といい・・・能登から伊勢まで(名古屋、飛騨高山経由で)本州を南北に縦断する昇龍道は中国人観光客に人気が高いゆえか。(中国では龍は縁起物)


まあ・・・中国人ばかりとは限らず、北陸新幹線効果?もあって、普通に日本人観光客も中国以外の外国人観光客(白人系)も多かったけど。



日本武尊像・・・正式名は明治紀念之標。 明治10年の西南戦争の戦没者を祀るために建てられたのだが、なぜ兼六園なのだろうか? 武家の街である金沢出身者が多かったからなのかな?




ただの噴水と思うなかれ! 兼六園の噴水は、なんと日本最古に造られた噴水とされる!!

そこらへんの公園などによくあるポンプを使うタイプではなく、水位の高低差による位置エネルギーのみで水を出している。




花見橋。 桜、ツツジ、カキツバタ・・・季節ごとに様々な花を堪能できるが、この時期はちょうどツツジが散ってカキツバタはまだ咲く前だった。(・_・;)

ちなみにカキツバタと菖蒲って微妙に違うんだよね・・・。 菖蒲の方が黄色味がかかってる。




兼六園の池の鯉たちに手拍子したら、見事に鯉が集まってきました・・・www(*^ー^)ノ




兼六園を存分に堪能してたら、もう閉園間近に・・・。 最後に21世紀美術館にも顏出しますかな?




そして、金沢21世紀美術館にやってきたが・・・なんと無情にも休館日!!


下調べが足りなかった・・・。




美術館の庭には三原色の壁とかジャングルジムのような謎のオブジェが・・・。

この三色の渦状に並ぶ壁は、『カラー・アクティビティ・ハウス』という作品。

館内に入れないため、しばらくオブジェで色の変化を楽しみながら遊んでたww(*^▽^*)

もっとも、営業日だとしても・・・18時で閉館だからガッツリ見ることは出来ないけど。(兼六園は17時まで。)




百万石通りを歩いて兼六園駐車場へと戻り、予約していた旅館へと向かう。

百万石通りって名前の響きが、素晴らしいですなあ・・・( ̄▽ ̄)




泊まる旅館は兼六園から程近い、犀川沿いにある『由屋るる犀々』へ。

距離はそれほどでもないが・・・交通量が多くて渋滞にハマり、到着まで30分以上もかかった。( ̄^ ̄)




今日は1日、お疲れ様・・・☆ 富山から始まり、立山の称名滝を見てから・・・、途中アクシデントに見舞われながらも、金沢を観光。 兼六園や茶屋街などを回ってあっという間に時間が過ぎて行った。


浴衣に着替え、大浴場の風呂でサッパリしたら・・・食事としますか!(⌒¬⌒*)




夕食は予約した、加賀旬味会席コース料理!! ちなみに、会席と懐石の違い、わかります? (・∀・)

酒を呑みながらの御馳走が会席であり、お茶を呑んでの質素な料理が懐石と呼ぶそうです。

つまり、今から俺が頂くのは前者の会席料理!!

まずは突きだしのアナゴ八幡巻、イカ雲丹焼、白エビ唐揚げ、クルミ甘露煮、粽(ちまき)など。



金沢の地酒3種、利き酒セット!! 黒帯、手取川・・・あと1つ忘れたw

ブリや甘エビの造り、タケノコ釜治部(じぶ)煮。

やっぱり、日本酒には刺身が一番合いますなあ・・・( ̄▽+ ̄*)♪

治部煮は金沢の郷土料理。



そして、メインはなんて言ってもノドグロ塩焼き! 別名アカムツ、ただしムツの仲間ではなくスズキ目ホタルジャコ科。 料亭でも出されるもはや説明不要の高級魚、その名の通り喉の奥が黒いからノドグロである!


西伊豆の戸田ではノドグロを刺身で食べたが、塩焼きにして食べると脂の乗りがいかに凄いかが分かる!! о(ж>▽<)y ☆

地元の駿河湾でも獲れるが、むしろ・・・石川県や富山県など日本海側の方が産地として有名。 日本海の赤い宝石の異名を持つ・・・赤い彗星のシャア的な。




若鮎の天ぷら、甘エビの素揚げ、分葱のぬた。 鮎の天ぷらは静岡の高級てんぷら店『成生』でも食べたことがある。



食事はタケノコご飯、シジミ吸い物、新香。 シジミは通常シジミよりはるかに大きいヤマトシジミ!



〆は加賀産メロンとイチゴ、そしてほうじ茶。



自室へと戻り、ごろごろとテレビ見ながら明日のコース確認やtwitterの更新。 プロ野球元巨人軍ミスター長嶋茂雄氏の息子、一茂氏が『一人旅中毒』として熱海を旅行していたww


一人旅中毒ねえ・・・他人事に感じませんね。(笑)


そう、俺も立派な一人旅中毒者!!




では、金沢の水(白山の水)を飲んで寝るとしましょう・・・。 ☆-( ^-゚)v

移動距離自体は短い(富山→金沢)が、色々あった怒涛の2日目だった。