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孤独な道標 【第十三章】~帰還~

【第十三章】
≪帰還≫

タイトル:精神科で・・・

『母さんが精神科で入院をしているから、俺もついでに診てもらった。
 精神分裂障害。
 幼いころからの蓄積された恐ろしくも、悲しくもある、数奇な出来事が重なり、自分の世界でしか物事を判断できないらしい。
 本当かよ!?
 治療方法は特になく、新しい試みを持ち、毎日を充実させることだといわれた。
 それが出来ないから悩んでんだくそったれ!!!
 そりゃ確かに俺は異常かもしれない。
 でも、そんな異常の俺と2年も付き合っていた元彼女は?
 元彼女のほうが異常なんじゃないのか?
 元彼女もよく精神的に悩みを抱えていたが・・・もしかして俺と同じなのか?
 だとしたら、一緒に直さないか?
 一緒に新しいことを試みて2人で一からスタートっを切り出せたらなあ・・・と、思うよ。
 そしたら、おまえのその彼に洗脳されている心の闇も消えて目が覚めるんじゃないか?
 精神科の医師に聞いてみたんだ。
 洗脳について。
 そしたら、病んでいるときほど洗脳はされやすいんだって。
 また、病んでいるのをいいことにその弱みに付け込む汚い野郎もいるのが事実なんだって。
 でも、当の本人は病んでいるから洗脳されているなんてことに気づかないんだよね。
 かわいそうだけど、それが現実なんだって。
 まっ、こんなこと書いても元彼女は彼の支配のもとでしか動かない人形にされているから無理かもしれないけど。
 一応参考までに。
 今日は、側にいてあげられるから。
 安心するんだよ。』
東京にいられる時間は短い。診断の後、転職会社へさっそく登録をしに行った。希望の職種はみるくの関係する企業の営業職だ。

みるくの側にいたい。もう、俺の道はそれしかなかった。