死刑判決を考える | nantinのボヤキ

死刑判決を考える

裁判員制度で初めての死刑判決がありましたね。常識では考えられない犯行で死刑はは当たり前だとテレビで見ていました。でも自身が裁判員として判決に加わったらそんな簡単に死刑の判決をするだろうか。一生その判決を背負って生きていかなければならなくなる。

会見で裁判員は、「すごく悩んだ。何回も涙を流した」。と話したと言われていますが、その気持ちもわかります。ただ、被害者の遺族からすれば極刑は当たり前だと思って判決を待っていたはずだ。少し前に耳かき店員と祖母を殺害したとして、殺人罪などに問われ、裁判員裁判で初めて死刑を求刑されたが、裁判員らが下した結論は、無期懲役だった。

今度の判決も2人の殺害で良く似ているが、「想像しうる殺害方法で最も残虐」などと被告を非難した背景には、被害者の首を生きたまま電動のこぎりで切り、遺体をバラバラに切断した殺害方法と強盗目的の差を示したかったのだろう。

世間からするとどちらの事件も同罪のような気がするが、被告の犯罪を起こした反省の態度によって罪の重さも変わってしまうものかもしれない。そう考えると裁判員になった時の判断は難しいですね。

裁判長は「議論を尽くした。酌むべき事情を最大限考慮しても、いまだ極刑回避すべき事情はない」と判決。法律の素人の一般市民が、悩みに悩み抜いたうえでの重い結論と受け止めたい。判決言い渡しの後に、裁判長が「控訴の申し立てを勧めたい」と異例の説諭もした。全員一致でなく、多数決での判断だったのかもしれない。・・・続きを読む

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