打線が爆発して快勝

中日先発の山井＝スカイマークスタジアム

阪神１－１０中日

前夜は悔しい完封負けで、そのうっぷんを晴らしてくれる初回のドラゴンズの攻撃でしたね。先頭の荒木が出塁しての盗塁が良かった。どんな投手でも試合の立ち上がりは不安を抱えている。そこを攻めた盗塁が阪神の先発メッセンジャーの投球のリズムを崩したのではないか。

昨季までアライバでこういうシーンを何度も見たが、今季は記憶にない。ベンチも荒木に求めるのは当たり前の話だが、長打力ではなく機動力だ。荒木の盗塁は今季１９個。チーム全体でも４９個とリーグワースト。ただでさえ得点力に欠けているのに機動力も使わなければ相手の投手は気楽に打者に集中出来てしまう。

この試合で、そのあとに大量の５点を先制出来たのは荒木の盗塁があってこそだと思う。それにしたって気分が良い先制攻撃だった。打撃が不調のブランコが打てたのも大きい。４番の和田は完全に勝負を避けられストレートの四球。相手は不調のブランコとの勝負に来たからブランコにも意地がある。

舐められたブランコはフルカウントから三遊間を抜くタイムリーで先制の２点。そして久々のスタメンの藤井が続き、相手の失策も絡んで一挙５点を先制。こうなったらドラゴンズの先発の山井も気分的に楽になっただろう。何せ前試合を落としてゲーム差を１，５に広げられこの試合は絶対負けられない大事な試合。そこらの消化試合とは違う。

山井は「勝ちたいという強い気持ちでマウンドに立った」と言っているが、そうしたプレッシャーを感じてか序盤は苦しい立ち上がり。大量点に守られて雑にいったつもりはなかったと思うが、ピンチの連続でヒヤヒヤだった。と言ってもブラゼルの一発の１点で抑えたから上出来で観ている方が阪神打線にビビっていたかもしれない。

山井も勝ったり負けたり好不調が激しい投手からここ３試合続けて好投して安定感が出てきた。結局、この試合も８回を８安打１１三振で１失点の内容。何しろ、腕の振りが良くて三振をズバズバ取るから観ている方も気持ちが良い。・・・続きを読む

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