開幕！ドラゴンズの打撃力

開幕戦を前に打撃練習をするブランコ＝ナゴヤドームで（榎戸直紀撮影）

さあ、開幕！ドラゴンズは本拠地ナゴヤドームで広島相手に戦う。投手力と守備力を見たから攻撃はどうなるか。荒木が開幕メンバーから外れたため、１番を打つのはルーキー大島の予想。

大島はオープン戦初対決の投手相手にデータ無しに１８試合出場して３割０分２厘、２本塁打と打ちまくった。盗塁も４個決め１番として期待できる。

２番のセナルは起用な選手だが、どこまでやれるか未知数。３番は今年から選手会長を任せられた森野。昨季は最終戦まで打点王を争い、１０９打点と頑張ったがブランコに１点差で負けた。何かを言って選手達を引っ張っていくタイプではないから先頭に立つ気持ちを打撃で示してほしい。

４番は来日１年目で本塁打と打点の２冠に輝いたブランコ。まずは今日の開幕戦で昨季の開幕のように開幕アーチを景気付けに放ってほしい。欲をいえば打率を３割に乗せれば得点力もアップする。ドミニカの同郷のセサルの加入で環境も良くなり期待できる。

５番はしぶとさのある和田。西武から移籍して３年目の今季は豊富な経験に加えて勝負強さを支えている。プロ１４年目で今年３８歳になり、頭の方は薄いが気持ちは若く、より良い打撃を常に追い求める姿勢はチームで一番だろう。クリーンアップは今季も打線の柱としてさらなる得点力アップを狙ってくれると信じている。

６番が井端。昨季は６番打者が不在で入れ替わりだったが今季から井端の勝負強さが発揮できれば、今年はひと味違う打線になる。井端本人も目標を９０打点として｢６番はやっぱり井端で正解だ、と言われるように頑張ります｣とコメント。広角に打てる打者だからおもしろい打線になるかもしれない。

問題は７番。今日の外野は野本かな。外野のスタメンで調子の良い選手が打つだろう。井端を歩かせ７番で勝負という場面もあるから大事になってくる。８番は捕手の谷繁。もともと打撃の良い選手だが、守備を考えるとあまり望んではいけないかもしれない。意外性を込めて肝心なところで打ってほしい。

今日は１４４試合の１試合だが、選手達もゲンを担いで勝ちたいところ。広島の野村新監督に公式戦初白星ではなく初黒星をプレゼントしよう。

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