ドラゴンズの守備力

遊撃、二塁と両方のポジションで守備練習をした井端。
後方はセサル＝ナゴヤドームで（谷沢昇司撮影）

リーグトップクラスの投手力はもちろん宿敵・巨人にも負けてはいないと思っている。今日はドラゴンズの守備力を見てみる。１点を大事に守りぬくには二遊間というかセンターラインがしっかりしていないと駄目。

立浪が抜けて生え抜き最年長野手となった井端が、今年は二塁を守るはずが荒木の故障で開幕は遊撃手のスタートとなりそうだ。昨季からの構想で目の治療で実現しなかった。今年はと思ったら荒木が・・・。

井端はひざの持病を抱えているから一塁に近くてどんな体勢からでも送球しやすい二塁の方が負担は減り打撃に専念できるだろう。ただ単に守れるだけでは井端自身満足しない。もちろんゴールデングラブ賞は取り続けてほしい。

今季から遊撃を守る荒木が左足を痛めて開幕１軍メンバーから外れた。４月初旬の復帰となりそう。入団１５年目で遊撃に挑戦する荒木は春季キャンプでは誰よりも多くノックを受けたという。守りの名手と呼ばれる男だから遠投が必要の遊撃でも肩の状態さえ良ければ大丈夫だろう。

また井端とのフットワークでもカバーできる。開幕に二塁を守るセナルがどこまでの守備が出来るかわからないが、多少我慢をして荒木の復帰を待ちたい。三塁手の森野は嘘でもうまいといえないが、キャンプから居残りでノックを受け、オープン戦では無失策と上達した感じ。

守りの要はなんと言っても捕手だ。谷繁は野手で最年長となる３９歳。もうそろそろ違う若手の捕手が必要だと思うが、そう簡単に育たないのが現状。昨季は春先に右ふくろはぎを痛めて戦線離脱した。谷繁がマスクをかぶらないとチームはＢクラスでもがいていたが、復帰後は優勝争いをした。

存在感は大きくグランドで野手にげきを飛ばすのは谷繁しかいないだろう。捕手として新人ながら開幕１軍入りした松井雅は肩が強く打撃でも良いものを持っている。谷繁を見て成長してほしい。外野手は強肩揃いで問題なし。

明日が開幕戦。開幕前の評論家による順位予想は巨人を本命にしているのがほとんど。次が我がドラゴンズ。あくまでも予想。ドラゴンズらしい１点を大事にする野球で守り勝ってくれ。

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