西武と２連戦。

守備練習で軽快な動きを見せる藤井＝
鳴尾浜球場で（布藤哲矢撮影）


ドラゴンズは今日、明日と西武との２連戦を敵地での試合。ドラゴンズの先発は開幕投手候補の左右エース２人が登板予定だ。今日は前回のオリックス戦で２本塁打を浴び５回を３失点と散々だったチェンが先発。６日はストレートの球威がいま一つだった。

チェンの最大の武器はストレートを投げると分かっていても相手が打てない速球。初の開幕投手も今日の出来次第では吉見になる可能性が高い。起用さに欠けるから全力で投げてほしい。明日は１日のロッテ戦で右ひざ付近に打球を当て登板を回避していた吉見が投げる予定だ。吉見の場合は実戦登板が１回飛んだが、ナゴヤ球場の屋内練習場でみっちり練習していたから問題ない。

開幕まであと２試合の先発機会がある。試合感覚は大丈夫だろう。そしていよいよ守護神の岩瀬が関東遠征で登場する。立浪和義氏（現野球評論家）の「引退記念試合」となるオープン戦・ロッテ戦で初登板の予定だったが体調不良で調整が遅れていた。

岩瀬ほどになれば投げられる状態になれば試合感覚など関係無く何とかしてくれるだろう。オープン戦も残すところ８試合で投手陣も気合いが入ってきた。ちょっと寂しいニュースだが、山本昌の開幕２軍が１２日、決まった。キャンプ終盤に背中に張りが出てペースを落とし調整が遅れている。

遠投を行っているが、投球練習を再開せず「ここまで（長引いて）きてしまったら、『最短で』と考えない方がいいと思う」と本人は開幕戦を断念したそうだ。報知スポーツの記事だから大げさもある。数々の危機を乗り越えてきた大ベテランだから自分の体をよく知っている。焦らず万全に投げられる状態になって戻ってきてほしい。

開幕右翼のポジション争いだが、また一人増えた。昨年活躍した藤井がキャンプ中に２軍降格になって以来、関東遠征で１軍に合流した。残りの試合での外野競争も熱い。

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