パリ管アンサンブル ~ 華麗なるフランス音楽の夕べ~ | Wunderbar ! なまいにち

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まだまだひよっこですがクラシック大好きです。知識は浅いがいいたか放題・・・!?

2023. 11. 24 (金) 19 : 00 ~  福岡シンフォニーホールにて

 

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ

ルーセル:弦楽のためのシンフォニエッタ

ドビュッシー:小組曲(木管五重奏)

サティ:ジムノペディ 第3番 / 第1番

ビゼー:舞踏会(ギャロップ)

 

ビゼー:カルメン幻想曲

~魅惑のフランス映画音楽より~ 編曲:ヤン・オリヴォ

ミシェル・ルグラン:「シェルブールの雨傘」(1964年「シェルブールの雨傘」より)

「タチのファンタジー(幻想曲)」(ジャック・タチ監督映画・サウンド音楽集)

ジョゼフ・コズマ:「枯葉」(1964年「夜の門」より)

ヤン・ピエール・ティルセン:「アメリのワルツ」(2001年「アメリ」より)

ジョルジュ・ドルリュー:「軽蔑」(1963年「軽蔑」より)

ウラジミール・コスマ:「Le grand avec une chaussure noire」(1972年「黒い靴を履いた背の高い金髪の男」より)

 

(アンコール)

1曲目の曲名が不明(ガボットということしか分からず・・)

ウラジミール・コスマ:「Le grand avec une chaussure noire」(1972年「黒い靴を履いた背の高い金髪の男」より)

 

 

   

 

 

金曜の夜のコンサートって怒涛の一週間の疲れ(特に今本当に忙しくて昼休みもほとんどないくらい)がどっと出て、必ずといっていいくらい眠気が襲ってくるんですけど、このコンサート・・

 

めちゃめちゃ楽しかったビックリマークビックリマークゲラゲラゲラゲラ

 

今回は各曲についてではなく全体的な感想を書きます。

 

パリ管は前に北九州国際音楽祭で聴いたことがある(指揮者はハーディングだった)がその1度だけ。今回はパリ管のメンバー(コンマスは客演)からの少人数編成だったが、すごいメンバーなのです。 浜松市文化振興財団のサイトには詳しい特集が載っているのでそれから引用させていただくと・・

 

今回のアンサンブルには、現在のパリ管をリードするトップ奏者たちが名を連ねている。
フルートのヴァンサン・リュカは、ベルリン・フィル奏者を経て、1994年からパリ管の首席奏者を務める。
オーボエのアレクサンドル・ガテは、2001年に首席奏者に就任し、2002年にはミュンヘン国際音楽コンクールで最高位を受賞。クラリネットのフィリップ・ベローは1995年から首席奏者を務め、2011年からパリ国立高等音楽院教授を兼務する。ファゴットのジョルジオ・マンドレージは、イタリアの歌劇場のオーケストラで活躍後、2003年にパリ管の首席奏者に就任。ホルンのブノワ・ドゥ・バルソニーは、2006年にパリ管に入団。現在、管首席奏者を務める。

このアンサンブルには、弦楽器も実力派揃い。
本公演のアートディレクター、チェロのエリック・ピカールは、フィナール・リグレ国際コンクールで優勝し、23歳からパリ管の首席奏者を務めているベテラン。パリ管での活動に加え、世界各国の首席奏者で成り立つワールド管弦楽団の首席チェロ奏者を務めるほか、トリオ・ホーボーケンのメンバーとして室内楽でも活躍している。ヴィオラのニコラ・カルルとコントラバスのサンドリーヌ・ヴォートリンは副首席奏者。

 

私が特に印象に残ったのはやっぱり木管キラキラ

ドビュッシーの「小組曲」がほんとにすごかったビックリマークビックリマーク

ホルン、オーボエ、クラリネット、フルート、ファゴットとにかくどれもめちゃうまい!

5人が醸し出す音色が溶け合って、躍動してキラキラしてた。特にオーボエのガテさんめちゃめちゃいい音だったな~飛び出すハート

あぁ~~ほんとに素晴らしかった笑い泣き

以前聴いたレ・ヴァン・フランセを思い出したな~。

 

弦ももちろんめちゃすごかった。

指揮者なしなので、トヨタ・マスターズ ウィーンみたいなもんだが、皆さん息がぴったり、というのもおこがましいくらい。

後半最初のビゼーのカルメン幻想曲なんかは弦がもう自由自在、うねりにうねってたw

特にインパクトが強かったのはチェロのピカールさんとヴィオラのカルルさん。ピカールさんはソロの箇所では私の席まで「ふーっ!DASH!」という激しい息遣いが聴こえてくるくらい、情熱的な演奏。カルルさんはちょうど舞台中央におられたせいか、その豊かな表情も含め拝見しているだけで幸せな気持ちになったニコ

 

 

前半も後半も1曲毎に舞台袖にははけずに、そのまま演奏された。

木管五重奏のときも弦の皆さんは舞台上にそのまま座って聴いていた。

今日のお客さんは曲と曲の切れ目がわかんなかったようで、楽章の切れ目にも毎回拍手w

でもオケの方々もそれはもう心得てるみたいだったので、それはそれでよかったのかもな。

 

ファゴットのジョルジオ・マンドレージさんが足を怪我していて、松葉杖をつきながらの移動でとても大変そうだったあせる (なのでカーテンコールのときもひとり舞台上に残って、舞台の左右に向かって、さあどうぞ~~♪みたいに手を伸ばしてメンバーの方たちが入って来るのを誘導していた。 でもすごくユーモアたっぷりで終始にこやかなんですよね~ニコ

 

 

この公演とってもよかったビックリマークビックリマークラブラブ

今日は後半は映画音楽がメインだったけど、クラシックの他の作品ももっと聴いてみたい。

トヨタ・マスターズのように、時々定期的に公演やってほしいなぁ。

福岡で公演があったらまたぜひ行きたい。

 

これは10月28日におこなわれたパリ公演の様子です。

「枯葉」~「シェルブールの雨傘」が演奏されています。

 

 

こちらは同じパリ公演より。アンコールでも演奏された曲~ビゼーのカルメン幻想曲より。