8月27日 ~ コープランドの《エル・サロン・メヒコ》初演 | Wunderbar ! なまいにち

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まだまだひよっこですがクラシック大好きです。知識は浅いがいいたか放題・・・!?

皆さま、今日もお元気でお過ごしでしたか?ヒマワリ

 

「今日はなんの日」のコーナーです。

参考にしたのは、近藤憲一氏著「1日1曲365日のクラシック」という本で、それにプラスαで書いています。(写真はwebからお借りしました)

 

今日、8月27日は・・・コープランド作曲の 「エル・サロン・メヒコが初演された日」 だそうです。

 

コープランド、知ってます! なぜかっていうと、先月九響の公演でコープランドの「アパラチアの春」を聴いたからです~チュー

 

Aaron Copland : 1900.11.14-1990.12.2; アメリカの作曲家

 

アーロン・コープランドはニューヨーク出身ですが、1921年(21歳)にパリに留学、名伯楽のナディア・ブーランジェ女史の門下に入り、1924年(24歳)に帰国して作曲を始めます。「アメリカ民謡」を研究し、その土地のスタイルを音楽に取り入れました。

 

私が先月聴いた「アパラチアの春」は1944年に発表された作品ですが、今日の「エル・サロン・メヒコ」は1937年の今日、8月27日に初演され、彼の出世作となりました。

 

コープランドは、1932年の秋にメキシコを旅行したときに、メキシコ・シティにある有名なダンスホール「酒場メキシコ(=エル・サロン・メヒコ)」の雰囲気に魅了されて、これを題材にして作曲されたのが本作で、タイトルもそのまま「エル・サロン・メヒコ」です。

単一楽章の管弦楽曲で、副題にも「メキシコ・シティで人気のダンスホール」(A Popular Type Dance Hall in Mexico City)と書かれてあるそうです。

 

コープランドによると、あくまで旅行者(=自分)から見たメキシコの姿を描こうとしたそうです。

『この情熱的なホールに行くと、ごく自然でありのままのメキシコ人の姿にふれる思いがするのである。私はそこで聴いた音楽に惹きつけられたわけではないが、そこの気分の虜になったのだった。その気分を、ただなんということなしに音楽化してみようという気が起こった。』

 

彼は作曲にあたって、ルーベン・カンポスの「メキシコの民話と音楽)、フランセス・トールの「メキシコ民謡集」などを取材した旋律を用いたそうですが、そのまま使用するのではなく再構成して用い、色彩感あふれるオーケストラ音楽に仕上げました。

 

1932年に作曲を開始し、1936年に完成。初演は1937年8月27日に、カルロス・チャベス指揮&メキシコ交響楽団によってメキシコ・シティで行われました。(アメリカ初演は翌1938年)。

 

M.ハインズレーの編曲によって、吹奏楽の世界でも人気曲のひとつとなっているそうです。

1977年の全日本吹奏楽コンクールで弘前南高校と名古屋電気高校がこの曲を採用し、見事金賞を取ったことで一躍脚光を浴び、以後人気曲となったんだそうです。

 

 

それでは早速、この曲を載せます。

 

コープランド:エル・サロン・メヒコ (12分55秒)

/ デヴィッド・ジンマン&ボルティモア交響楽団 (1994年11月11日 東京ライブ)

 

ジンマンこの頃は髪がまだありますね~。これは彼が58歳のときの来日公演のようです。

ジンマン今年84歳になられてるみたいですが、お元気でしょうか。

また彼の指揮観たいなぁ。

 

 

ところで、私のメキシコ(行ったことはないです)のイメージといったらこんな感じ下差しです音譜

 

「あ~あぁ~あ やんなっちゃった、あ~あぁ~あ、おんどろいた音符

↑それは牧伸二っ(ふ、古い・・)てへぺろうさぎ