スイス旅行記 ~ ヴェンゲン ①:メンリッヒェン~クライネシャイデックのハイキング | Wunderbar ! なまいにち

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まだまだひよっこですがクラシック大好きです。知識は浅いがいいたか放題・・・!?

今さらで恐縮ですが、8月に行ったスイス旅行記の続きです(過去記事はカテゴリーの「2019年スイスの旅」からご覧ください)。 今日も長いよ~~てへ

 

ツェルマットをあとにして、お次はヴェンゲン(Wengen)へ行きました。

 

ヴェンゲン (Wengen)は上の地図の赤丸で囲んだ村です。標高1274m、人口1000人ほどの小さな村です。

毎年1月にアルペンスキーのワールドカップスキーがある村としても有名です。

 

このあたりだとヴェンゲンよりも(その右横にある)グリンデルワルトの方が観光地としては有名かもしれません。ただ団体ツアーなどの宿泊客も多く、大型バスなどの車も多そうなので(ヴェンゲンはツェルマットと同じく電気自動車以外の乗り入れは禁止)、グリンデルワルトはあえて避けてヴェンゲンに3泊滞在しました。

 

ツェルマットからの行き方は、鉄道で4回乗り換えます。乗り換え時間も入れると計3時間10分ほどでした電車

 

ツェルマット (Zermatt) ➡1時間8分➡ヴィスプ (Visp) ➡27分➡スピーツ (Spiez) ➡24分➡ インターラーケンオスト (Interlaken Ost) ➡20分➡ラウターブルンネン (Lauterbrunnen)➡14分➡ヴェンゲン (Wengen)

 

Interlaken Ost駅からWengen駅まではまたどんどん山を登っていきます。

 

乗り換え時に大きなスーツケースを運んでいくのは大変ですが、スイスの鉄道のホームってそれぞれの乗り場まで必ずスロープがついてるんですよね。そこをスーツケースを押していけばいいのでとても便利!ひらめき電球

 

ちなみにSpiezからInterlaken Ostまでの列車は左側の席がお勧め。トゥーン湖が見えます下差し

 

車窓から見たトゥーン湖

 

ちなみに・・・

メモトゥーン湖はスイスで8番目に大きな湖でトゥーン湖とブリエンツ湖はアーレ川でつながっています。湖の間にあるのでインターラーケンの町です。ブラームスはトゥーンの町が大好きで、1886年(53歳)から3年間毎夏この地に滞在しながら、作曲しました。バイオリン・ソナタ第2番やチェロ・ソナタ第2番、「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」などがこの地で生まれました。

 

 

ヴェンゲン地方もユングフラウ、メンヒ、アイガーなどそうそうたる山々のお膝元にあります。

初日は夕方に到着したので泊ったのみ。

 

そういえば!!私たちがヴェンゲンに滞在中に「メンデルスゾーン音楽祭」が開催されてました。

 

そして、な、なんと到着した日に、私が大好きなピアニストのシャルル・リシャール=アムランのリサイタルが開催されるとのこと!M おおー!行きたいっ!キャーと思ったのですが、到着したのが夕方で、ちょうどリサイタルが始まった時刻だったので断念・・・ 残念です!泣き1

リシャール=アムランさん、こんなとこまで来てるんだなぁ。

 

 

 

翌日はユングフラウヨッホを最終地として、その途中でハイキングをしました。

 

上の地図でいうと、ヴェンゲンからメンリッヒェンまではロープウェイロープウェイ(紫の線)、メンリッヒェンからクライネシャイデックまでハイキング走る人(赤の線)、クライネシャイデックからユングフラウヨッホまではユングフラウ鉄道電車(青の線)で行きます。

 

ロープウェイ乗り場は村の観光案内所のすぐ前にあります。

これが乗ったロープウェイ。中にらせん階段が見えますが、5 CHF(スイスフラン)余計に払うと階段を昇った上にいけるらしいです(私たちは払わず)。20分毎に出ていました。

 

ヴェンゲン(標高1275m)から5分くらいでメンリッヒェン展望台(標高2230m)へ。

 

メンリッヒェンにつきました。

 

展望台にはレストランやキオスクもあるそうです。私たちはここへは行かず、反対方向へのハイキングを開始しました。

 

メンリッヒェン (Männlichen)からクライネシャイデック (Kleine Scheidegg)へのハイキング走る人

( 初級者向け 所要時間:約1時間 歩行距離:約4.5km  (るるぶによる) )

 

個人的にはこのハイキングが一番楽しかったです。

道のりがなだらかで歩きやすく、景色を楽しみながら1時間半くらいかけてゆっくり歩きました。

この日は最初雨がシトシトと降っていましたが、そのうち止んでちょうど涼しい気候でした。

 

出発しようと思ったら目の前に牛が~牛

 

放牧中の牛がたくさんいました。カウベルをつけていて、その音が遠くまですごく響くの!ベル

私は「アルプス交響曲」など演奏としてのカウベルしか聴いたことがなかったので、実際のカウベルを聞いてそののどかな音にひそかに感動しました。

 

じっとこちらを見る牛・・・牛ってこっちを凝視し始めるとずうっと静止してますねsao☆

 

尾根沿いの道を進んで行きます。小雨雨が降っているのでレインコートやフードを被ってます。

 

稜線にあたるので展望がいいです。進行方向左手には山間のグリンデルワルトの村(写真中央あたり)やヴェッターホルン(3692m)(写真中央の山)やシュレックホルン(4078m)(その右の山)が見えます。

 

 

周囲にはかわいらしい花々が咲いていました(が、正直もっといっぱい咲いてるかと思ったw)

 

どんどん歩くと向こうにアイガー(の北壁)が見えてきましたが、山頂には雲がかかっていました。

 

尾根を回り込むと視界が開け、初めて(写真左から)アイガー(3970m)メンヒ(4107m)ユングフラウ(4158m)の3つの山が見えました。メンヒとユングフラウの谷間がユングフラウヨッホ(ヨッホとは鞍という意味)で、後にここまで行きます。

ここはこのハイキングコースの中で最も眺めがいい場所らしいです。

 

この道を回り込むようにしながら進んでいきます。(写真左から)メンヒ~ユングフラウヨッホ~ユングフラウが間近に見えます。驚いたのはこの道をランニングしてるおっちゃんがおったこと!ビックリ 私たちを軽~く抜かしていき早いピッチでどんどん走って行きました走る人 こんなに高い標高でよくあんなに走れるなぁ!aya

 

「崖崩れ危険。素早く通り抜けよ!びっくり」と書いてあるところで止まらせて「はい、チーズ♪」

(ふたりはこのことを知らない・・・ぐふ) この頃から次第に晴れ間も見えてきました。

 

さきほどの眺望がいい場所から30分ほど歩くと、斜面を穏やかに流れてくる小川があります。

 

小川とたわむれるななたろ美(仮名)。水がとってもきれいで冷たい!

 

小川を渡ってまたさらに歩きます。向こうにはアイガーの北壁とメンヒが見えてます。

 

谷間にあるグリンデルワルトの村が一望できます。

 

目的地のクライネシャイデックまでもうちょっと。

 

 

というわけで、ちょっとここで休憩~音譜 グリンデンワルト・ブリック (Grindelwald Blick)

山小屋風のレストランで宿泊もできます。

 

 

Zwickl Beer (ツヴィッケルビール) ドイツビールかな?

 

私はアイス  おいしかった~ラブラブ

 

このテラス席からはメンヒ(左)とユングフラウ(右)そしてその間の谷間のユングフラウヨッホがきれいに見えました。(よく見るとユングフラウヨッホに極ちっちゃく黒い建物が見えますがこれが展望台)

 

そして同じくテラス席から、向こうに見えてる建物がクライネシャイデックの駅です。

 

 

ゴールのクライネシャイデック (Kleine Scheidegg)駅が近づいてきました。

手前に見えてる黄色と緑の列車がWAB鉄道(ラウターブルンネン~ヴェンゲン~クライネシャイデックを結ぶ鉄道)で、駅の建物の向こう側に小さく写ってる赤い列車がこれから乗るユングフラウ鉄道 (Jungfraubahn)です。

 

次回はこの日の続きで、この鉄道に乗るところ~ユングフラウヨッホ展望台について書きます。

 

てなわけで、~メンリッヒェンからクライネシャイデックまでのハイキングの巻~

 

終わり てへ