わたし「うーん、困った……」
母親に電話。
母親「なんだ?」
わたし「あのさー、タイいらん?」
母親「いらね」
わたし「……」
母親「タイって、タイだろ?」
わたし「そう、鮮魚店で買った、3枚におろしてある新鮮なやつ。刺身にでもしないかなって思ったんだが」
母親「いらね」
わたし「え…?捌きたての新鮮なタイなんだけど…」
母親「いらね」
わたし「そうか…じゃあね…」
母親「おう」
わたし「……
」
色々とあり、タイを貰ったはいいが、
実は生魚が、あまり腹に合わない。
(食中毒みたいな事になる)
だけど、魚屋で仕入れて、捌いてもらった新鮮なタイ。
刺身が1番いいのは分かっている。
でも私では腹を壊すかもしれない。
だがタイの為にも、美味しく食べてもらった方がいい。
魚好きな母親なら食べるかもしれないと電話してみたのだが、このような結果に終わった。
わたし「タイなのに、何がイヤだったんだろ?」
結局、自分でタイを切って刺身にした。
わたし「怖い……夜中に食中毒起こすかもしれないの怖い…」
でも新鮮なタイを煮付けには出来んかった…
数日後、コメダ。
わたし「なぜあの時、タイを貰わなかったのか」
母親「タイ丸ごとだと、捌かないとならないだろ。どーゆう状態のタイか分からんのに貰えんよ」
わたし「え!言ったやん!鮮魚店で仕入れたタイで、3枚におろしてあるって!」
母親「え?じゃあ、切るだけで刺身になったってこと?」
わたし「そう言ったやんか!」
母親「新鮮だったのか?」
わたし「おろしたてだよ!」
母親「マジかー!しまったぁぁ!」
わたし「てっきり、晩御飯もう食べたから、いらないって言ってるのかと思った」
母親「食べた後ではあったけど、そこまで新鮮なタイなら、冷蔵庫入れとけば、翌日でも刺身で食えた」
わたし「そう」
母親「しまったぁぁぁぁ〜〜〜!!タイ好きなのにーーー!!」
わたし「3000円以上するタイの半身」
母親「ちゃんと聞いておけば良かったーー!!」
わたし「私は二度言ったぞ!!」
母親「それ、どうしたんだよ」
わたし「生物だし、どうにもできんから、刺身にして食ったよ、全部」
母親「うぉぉ…くっそ羨ましい…」
わたし「美味かったけど、キツかった…半分くらい食べたところから、苦しくなってきてさ。
でも、ほら…明日に残せないじゃん?
無理やり全部食べた。
捌きたてのタイなんて、煮付けとかには出来んよ、もったいなくてさ〜」
母親「そうだな、刺身一択だよな」
わたし「でも、ちょっとの量で『おいでなすった』ってなるのに、半身も食って…マジで怖かった」
母親「大丈夫だったんか?」
わたし「それが大丈夫だったんよ」
母親「へぇー!何が違うんだろな」
わたし「鮮度なんじゃないの?」
母親「そこまでの鮮度じゃないとダメって事か」
わたし「かもしれない」
話題はコーヒーへ。
母親「コーヒーは大好きだけど、ブルーマウンテンは苦くてダメだった」
わたし「ブルーマウンテンかぁ」
母親「コーヒーは挽きたてが旨いよな」
わたし「間違いないね」
母親「モカとかマンデリンとか、よく飲んでたな」
わたし「マンデリンは知らんが、モカって酸味強いんだよね」
母親「そうそう」
わたし「コーヒー好きだけど、あんまり詳しくないんだよなー、ブルーマウンテンか…調べてみよ」
母親「調べるのかw」
わたし「ブルーマウンテンとは」
母親「…」
わたし「ジャマイカのブルーマウンテン山脈で栽培されたコーヒーを言う」
母親「ジャマイカなんだ?」
わたし「ジャマイカらしいな。ハイマウンテンとかいうコーヒーもあるらしいよ」
母親「それは知らんなー」
わたし「味は、苦味と程よい酸味があり、深いコクがある」
母親「へぇ」
わたし「コクねぇ…」
母親「まぁ確かに苦かったわ」
わたし「ブレンドにも向いている」
母親「ふーん」
わたし「そーいや、コーヒーには詳しくないけど、詳しく書かれた本なら、家のどっかにある」
母親「どんな本?」
わたし「コーヒー淹れる機械の使い方とか、豆の種類と選び方だとか、あとはレシピもあった。
オレンジピールを使ったコーヒーの淹れ方とか」
母親「オレンジピール?それは気になるな」
わたし「どこ行ったかな〜まぁでも、どっかにはあるはず」
わたし「こないだ東京の友達が出張で福岡に来てたんだけど、今まで行列が凄くてなかなか行けなかった目当てのラーメン屋に、ついに行けた!というLINEが来た」
母親「ああ、福岡のラーメンは有名だもんな」
わたし「私が激推ししてるラーメン屋なんだけど、ついに行けた!食べた!旨かった!って言ってて、
更に、もつ鍋も胡麻サバも食べて、お土産に通りもんと明太子買って、思い残す事は何も無い!って言ってたw」
母親「www」
わたし「話聞いてて、博多行きてぇー!って思ったw」
母親「通りもん、旨いよね」
わたし「通りもんは旨い」
母親「あと、生もみじ(広島名物)も旨い」
わたし「あー、生もみじまんじゅう旨い」
母親「高速のサービスエリアで食べたけど旨かった」
わたし「普通のもみじまんじゅうなら、この辺でも売ってるんだけどさぁ…」
母親「スーパーとかにあるよね。一応…広島で作ったものではあるんだが…」
わたし「そうなんだけど…お前じゃないってなるw」
母親「w」
わたし「にしき堂のもみじまんじゅうがいい」
母親「あー!それ!にしき堂!」
わたし「ちなみに、その友人は、唐津まで観光に行っていた」
母親「唐津まで行ったのか!」
わたし「唐津って佐賀県やん?そこまで何しに行ったん?って聞いた」
母親「何かあるっけ?唐津」
わたし「唐津城に行ってたみたい」
母親「唐津城…」←知らないらしい
わたし「ロマ佐賀の電車見かけて写真撮ってたw」
※ロマサガと佐賀がコラボしている
わたし「佐賀は吉野ヶ里遺跡にしか用事がない。他の所に行った事がない」
母親「お前は好きそうだな、そういうの…」←歴史に興味なし
わたし「吉野ヶ里遺跡は、倭国黎明期を知ってる重要な遺跡なんだぞ!」
母親「そーかい」←興味なさそうに
母親「彼氏が邪馬台国がどうとか、よく喋ってるけどな」
わたし「どういう説の支持者なのかは知りたいかもw」
母親「忘れた」
邪馬台国に関しては、議論が白熱する恐れがあるので、本当はあまり踏み込んではならないw
スーパーへ移動。
魚のコーナー
わたし「タイがたくさんいます!」
母親「www」
わたし「ってことは、アラもあるぞ!」
母親「タイ見るたびに、思い出すんやろ?」
わたし「思い出す!とてもキツかったが、確かに旨かった!」
わたし「魚屋さんのお茶漬け」
母親「え、これお茶漬けなの?海鮮丼かと思った」
わたし「あ、結構ずっしりしてる!重い。えーと、刺身の部分を取り外して、お米と出汁の部分をレンチンして、後から刺身を乗せる…だそうです」
母親「へぇ」
わたし「美味そう…食えないけど」
豆腐のコーナー
母親「胡麻豆腐が安いなー、買おうかなー」
わたし「胡麻豆腐、美味しいとは思うんだけど、あんまり食べる気しない」
母親「どういうことだ?」
わたし「実家でオカンが、一時期、胡麻豆腐にハマってさ。3日に1回くらいの頻度で胡麻豆腐が出てきてた事があってね〜。
何か…美味いんだけど、そんなには食べたくないっていうか…食べても、ちょっとだけでいいっていうか…」
母親「マジか」
わたし「あと、京都でめっちゃ美味い胡麻豆腐を食べたってのもあって、100円の胡麻豆腐は、物足りんかも」
母親「あー、それはあるかも」
惣菜のコーナー
わたし「レンチンする気も起きない可能性を考えて…高野豆腐とかにしようかな。冷蔵庫から出してすぐ食べられるような…」
わたし「レバニラかー、でもなー」
母親「鉄分取れるぞ」
わたし「血球多いからなぁw しょっちゅうレバニラ食べてるから、今日はやめとこうかな。飽きたら困るし」
母親「私はレバニラを買う」
わたし「ここのスーパーのレバニラ旨いよね」
母親「野菜(ニラとモヤシ)も、結構入ってるよね」
わたし「え?焼き玉ねぎと味噌ダレ?何これ美味そう!」
母親「あ、それ私もこないだ買って、今、冷蔵庫に入ってる」
わたし「美味しかった?」
母親「冷蔵庫に入ってると言っただろ!まだ食ってない!」
わたし「www」
帰路。
母親「次は、住吉様だな」
わたし「そーねー」
母親「あっこ、年に数回は行きたい場所なんよね。何か空気違うっつーか、クリアな感じする」
わたし「神社だからじゃないか?」
母親「別格な感じする」
わたし「実際、別格だぞ」
わたし「住吉様には興味あるのに、歴史には興味ないんやな…歴史ある神社なのに」