月に揺蕩う (1) | 暴走列車が通過中

暴走列車が通過中

歴史人物をイラスト化したりしています。
弥生時代・神武天皇紀『海鳴』は完結いたしました。

言いたい放題の日記も随時更新中。

最近は「どうぶつの森」ネタ多め。



東京 ミッドナイト


ガシャン!





湊 「…あんた…誰だ…  なんでオレをそんなに追う…」

? 「オレは藤谷辰御(ふじたに たつみ)。 何で追うのかって、そりゃあ…」


辰御 「命令だから。 あんたを殺せって」

湊 「…」


湊 「…」



ざわっ…


ピン!
辰御 「!」

湊 「!?」


辰御 「…」

辰御 「み…美月(みつき)…」


美月 「辰御、あんた暗殺業から足洗ったんじゃなかったの? 真樹に言いつけるわよ」


辰御 「こっちにも色々あんの!邪魔すんなよ!」


(湊 逃げる)
辰御 「あっ!」

辰御 「もう!美月のせいだからな!」
美月 「…ん?」


美月 「…あの子が落としたのかしら?」

辰御 「懐中時計!?それ売れるかな」
美月 「何よ、あんたたちお金に困ってんの?」


辰御 「だってさー2人になったから、引っ越しとかもしたし、家の家賃も上がったし
殺しの依頼はほとんどないしー」
美月 「真樹ならいけそうだから、ウチの店で雇ってあげようか?」


辰御 「美月の店ってキャバクラだろ!絶対ダメ!!
変な男ついたらオレその男殺しちゃうよ!?」
美月 「え、あんた、マジなの?マジで真樹の事好きなの?」


美月 「そーいや2人で住みはじめて1年半くらい経ったよねー
何かあったの?何かしたの?」
辰御 「あーもう、帰る帰る」

美月 「ねぇー今度遊びに行っていいー?」
辰御 「ダメっ!!」