大化改新2 (49) | 暴走列車が通過中

暴走列車が通過中

歴史人物をイラスト化したりしています。
弥生時代・神武天皇紀『海鳴』は完結いたしました。

言いたい放題の日記も随時更新中。

最近は「どうぶつの森」ネタ多め。

それから数年後。
河内

 
宗祇 「――――え?」

 
宗祇 「高市皇子が亡くなられたってどういうことですか?私、つい先日手紙をいただいたばかりですし…持病もお持ちでないでしょう!?」
石上 「…」

 

 
宗祇 「殺された…?」

 
石上 「私が直接見たわけではないが…そうとしか考えられない…」

 
石上 「高市皇子は武命と同じ格好で会合を行い、自らの意思と立場を訴え続けておいででした」

 
石上 「それを…危険視されたのではないかと…」

 
石上 「そして、それを促していたのは…私だ」
宗祇 「―――!」

宗祇 「石上様…」

 
石上 「君は『葛城』を、そして蘇我の血脈を守りなさい」

宗祇 (石上様は…)

石上 「決して…名を消すことのないように」

 
宗祇 (戦って… 死ぬ気だ…)

 
宗祇 (私も…戦いたい…)
宗祇 (でも…)


宗祇 「かしこまり…ました…」




宗祇 (言えるはず なかった)