『小説 君の名は。』 | えにーの読書感想文

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読んだ本の説明や感想なんかを書いていきます。主にミステリーや歴史・皇室関係についてが多いと思います。
未読の本の内容を確認する際にも参考になれば幸いです。


​『小説 君の名は。』
新海 誠、角川文庫、2016年



あとすこしだけでも、一緒にいたかった。
あとすこしだけでも、一緒にいたい。


山深い田舎の村に住んでいる女子高生の三葉みつはと、東京に住む男子校生・瀧は、お互いが不定期に入れ替わっていることに気付く。メッセージを残しておくことでコミュニケーションをとっていた三葉と瀧。しかしその入れ替わりは唐突に終わりを告げた。


やがて瀧は、3年前に墜落した隕石によって消滅した村の犠牲者名簿から三葉の名前を見つけてしまう。消滅した村は瀧が三葉として暮らした村で間違いがなかった。


出会うはずのなかった二人の入れ替わりから、運命の歯車が動き出す。彗星の衝突から村人を救うことはできるのか。瀧と三葉が出会うことはできるのか。



   



長編アニメーション『君の名は。』の原作小説で、新海監督自らが書き上げています。
私も映画は見ましたが、三葉の身に起こったことが明らかになったときはゾッとしましたし、村人たちを救おうとする流れには胸が熱くなりましたねぇ。
なんか、小説だとよりグッとくる気がする。新海監督の書き方が上手いのかな。

主題歌であるRADWIMPSの『前前前世』とか挿入歌が改めてしっくりくるなという印象を強く持ちました。

三葉と瀧。それまで接点もなかった二人は、出会うことができるのか。その前に三葉や村人たちを隕石から救うことができるのか。
そりゃ映画も大ヒットするよなぁ。