『キマイラの新しい城』 | えにーの読書感想文

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読んだ本の説明や感想なんかを書いていきます。主にミステリーや歴史・皇室関係についてが多いと思います。
未読の本の内容を確認する際にも参考になれば幸いです。

『キマイラの新しい城』

殊能 将之、講談社文庫、2007年





「いったいいつになったら、わが死の謎を解き明かしてくれるのだ?」



「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」

日本に移築されたフランスの古城の城主が750年前に起こった自らの密室での死の謎を解き明かすべく、その城を移築したアミューズメント会社の社長に取り憑き、謎を解き明かせる魔術師に依頼をする。


その依頼を受けた石動 戯作は試行錯誤の推理を展開するも、その最中で新たな殺人事件が発生してしまう。さらに、その容疑は生者に取り憑いた中世の騎士にかけられてしまった。


さらに現場から逃走してしまったことで東京中を巻き込む大騒動へと発展してしまう。

名探偵・石動は、この奇怪な事件を収束させることができるのか。





石動戯作シリーズ


中世の古城に取り憑いていた亡霊騎士(が憑依した社長)からの依頼を受け、750年前の死の謎を解き明かすことになった石動でしたが、その最中に新たな殺人が勃発。

現代の事件と750年前の事件、石動は解決することができるのか、ってところなんですが、一筋縄ではいきませんねー。


なんだかハチャメチャな展開にもなっていって、電話のみですが真の名探偵・水城も参戦します。

ミステリーというよりはエンターテインメントですねっ。