『Mr.Children 道標の歌』
小貫 信昭、水鈴社、2020年
It's your birth day
毎日が誰かの birth day
ひとりひとり その命を
讃えながら今日を祝いたい
そして君と 一緒に歌おう
『birth day』
今年でデビュー28年を数えるMr.Children。その時代の代表曲を中心に紐解かれる〝読む〟ベストアルバムとなってます。
いやー、何を隠そう大ファンです。正式にファンとなってから18年くらいかな。私の「えにー」という名前も23rdシングル「Any」からいただいています。
今 僕のいる場所が 探してたのと違っても
間違いじゃない きっと答えは一つじゃない
何度も手を加えた 汚れた自画像に ほら
また12色の心で 好きな背景を描きたして行く
『Any』
本書は中学校時代のメンバーたちの出会いから始まり、アマ時代、「君がいた夏」でのデビュー、「innocent world」での大ヒット、「名もなき詩」で辿り着いた新たな感覚、〝問題作〟「深海」や〝最高傑作〟「終わりなき旅」、桜井さんの小脳梗塞での入院、プロデューサーの小林さんが絶賛した「Sign」、「新たな〝終わりなき旅〟」となった「GIFT」、初のセルフプロデュースとなった「足音〜Be Strong」、そして「himawari」など。
進化論では首の長い動物は
生存競争の為にそのフォルムを変えてきたという
「強く望む」ことが世代を越えて
いつしか形になるなら この命も無駄じゃない
『進化論』
これらの前後も含めるとほぼすべての年代におけるエピソードを、メンバーのコメントや取材によって描かれていて、いろいろな雑誌の取材などで知ってることもあれば初めて聞く内容もあり、最初から最後まで興味深く読めました!
だけどたった今 分かったのは
誰もが「生きる奇跡」
産まれてきた ただそれだけで
愛されてる証
『放たれる』
CDでのシングル曲が一曲もなかった16thアルバム「SENSE」。事前のプロモーションもまったくなくて、タイアップとか配信でリリースされてた曲もあったのですが、それ以外は未知という徹底ぶり。
あとは23曲入りとなった18thアルバム「REFLECTION」。これは、このアルバム名を冠したライブツアーの最終日にアルバムが発売されたわけで、ツアーで初めて収録曲を聴ける状態だったわけですね。映画もやったし。
それらの話題も本書ではしっかり触れられています。
あなたが誰で何の為に生きてるか
その謎が早く解けるように
鏡となり 傍に立ち あたなを映し続けよう
そう願う今日この頃です
『Mirror』
私個人も、そんなにしょっちゅうでもないけど、ライブは時々行けてます。最近だと令和時代一発目のR1.5.2の札幌のライブや、25周年記念ライブとかですねぇ。
あとやっぱり人生の主題歌としているのは「終わりなき旅」ですねっ。25周年ライブのアンコールの最後でやっていただけて、マジで涙が出た。
10年先も 20年先も 君と生きれたらいいな
悲しみを連れ 遠回りもしたんだけど
探してたものは こんなシンプルなものだったんだ
『Simple』
さすがに興味のある人は限られるでしょうけど、私のような人種には必読でしたね!
来月2日には最新アルバムもリリースされるので、これまた目が(耳が?)離せません…!
この手で飼い殺した
憧れを解放したい
消えかけの可能星を見つけに行こう
何処かでまた迷うだろう
でも今なら遅くはない
新しい「欲しい」まで もうすぐ
新しい「欲しい」まで もうすぐ
『Brand new planet』