『「クロック城」殺人事件』
北山 猛邦、講談社文庫、2007年「ねえ、ミキ。おしまいの瞬間、私たちは一緒にいられるのかな」
1999年。観測史上最大の太陽黒点によって、地球規模の磁気異常が発生。電子機器は正常に動かなくなり、異常気象、テロ、戦争などが絡み合い世界は終わりを迎えようとしていた。
終末の世で「幽霊退治」を専門とする探偵・南 深騎(みき)と菜美の下に黒鴣 瑠華(くろく るか)という女が依頼にきた。その内容は彼女の住む「クロック城」に棲む<スキップマン>という幽霊を退治すること。
現在・過去・未来を示す3つの大時計が掲げられている「クロック城」を訪れた深騎たちの前に、首なし死体が次々と現れた。
蠢く人面蒼、眠り続ける美女、不可能状況での首の移動、そして世界の運命を左右する<真夜中の鍵>という存在。
すべての答えは「クロック城」に隠されていた。
終末の世で「幽霊退治」を専門とする探偵・南 深騎(みき)と菜美の下に黒鴣 瑠華(くろく るか)という女が依頼にきた。その内容は彼女の住む「クロック城」に棲む<スキップマン>という幽霊を退治すること。
現在・過去・未来を示す3つの大時計が掲げられている「クロック城」を訪れた深騎たちの前に、首なし死体が次々と現れた。
蠢く人面蒼、眠り続ける美女、不可能状況での首の移動、そして世界の運命を左右する<真夜中の鍵>という存在。
すべての答えは「クロック城」に隠されていた。
そして城シリーズ第1弾です。
過去・現在・未来を示す3つの大時計が(それぞれ10分ずつずれている)ある「クロック城」で起こる連続殺人。
警察も実質機能していないため、科学捜査も行えないし、磁気異常で機械もほとんど動かない状態の中で深騎と菜美が謎に迫ります。
犯人は秘密のルートを使って城の中を移動しますが、盲点というかそこを使うのかという驚きがあります。
世界の終わり、驚愕のトリック、警察に替わる自衛組織、幽霊などSF本格とでもいうべき作品です。
過去・現在・未来を示す3つの大時計が(それぞれ10分ずつずれている)ある「クロック城」で起こる連続殺人。
警察も実質機能していないため、科学捜査も行えないし、磁気異常で機械もほとんど動かない状態の中で深騎と菜美が謎に迫ります。
犯人は秘密のルートを使って城の中を移動しますが、盲点というかそこを使うのかという驚きがあります。
世界の終わり、驚愕のトリック、警察に替わる自衛組織、幽霊などSF本格とでもいうべき作品です。