『屋根裏の美少年』 | えにーの読書感想文

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読んだ本の説明や感想なんかを書いていきます。主にミステリーや歴史・皇室関係についてが多いと思います。
未読の本の内容を確認する際にも参考になれば幸いです。

『屋根裏の美少年』

西尾 維新、講談社タイガ、2016年


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「神を描いたんだ」




学園で起こるトラブルのほぼすべてに関わっていると噂される美少年探偵団。そんな彼らが事務所としている美術室の改装を行なうこととなり、天井絵を完成させようとしていた矢先に、屋根裏から33枚の絵画が発見された。


その奇妙な絵はやがて、7年前に指輪学園で起こったさらに奇妙な誘拐事件へと繋がっていく。

この謎に、メンバーたちは美しい解答を得ようと推理を展開させていくが。





シリーズ第3弾。


改装中に屋根裏で発見したキャンバス33枚には不思議な共通点があった。というところから本作は始まります。

珍しく(?)推理合戦をしてみたり、前作で出てきたアイツも再登場したりと、相変わらず賑やかな作品でした。


上記以外にも不可能犯罪的な謎も出てきますが、そっちはまぁそうだろうねっていうトリック。主題はトリックの方ではないので、そのくらいでいいとは思いますが。